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2012/10/17

◆日経平均株価は前日比105円高の8806円と続伸し、7日ぶりに8800円台を回復した。16日の欧州市場は、スペインで「金融支援要請の準備が整った」との何十度目?の新聞報道があり国債入札が順調に終了、欧州債務懸念が緩和したという。また、10月のドイツ景況感指数が2カ月連続で改善したことも追い風となり、ユーロが対ドル、円で上昇した。もっとも、新規にユーロを買ったのか、それとも、これまで売ってきた分を買い戻しているだけなのかは?不明だが・・。

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◆欧州よりもはるかに良いのは米国株。引き続き量的金融緩和第3弾(QE3)などに守られつつも、NYダウは16日終値1万3551ドルまで回復。5日に付けた1万3661ドルのリーマン・ショック後高値に対し、わずか110ドルで追いつく射程距離圏内に捉えた。15日に発表された米景気指標でも、9月消費者物価、9月鉱工業生産とも市場予想を上回り、10月NAHB住宅指数は6年4カ月ぶり高水準!だった。■一方、欧州連合(EU)では、なお連合を維持するべく「必死の努力中」だ。しかも、ギリシャ、スペイン、イタリアの債務懸念がもう大丈夫というレベルに回復するのはいつ?なのかは闇のなかだ。そして、各国政府がとる金融緩和策でどこまで経済情勢が好転するかはまだ見えていない。■日本では、戦後高度成長を仕上げた「製造業」の先行きが見えにくくなってしまったことが痛い、痛すぎる。加えて、1990年代前半から約20年間の歳月を使って、着実に積み上げてきた日中協力だが、中国経済低迷の影響と尖閣諸島問題に端を発した日中反目状態の長期化懸念が、日本経済の先行きを見えなくしつつある?そして、マーケットには重しとなる・・。

◆コンクリート補修業トップのショーボンドHD(1414)が続急落した。9月28日のHD化後最高値2757円から失速、この日は一時2532円まで見た。利益確定売りや出遅れ銘柄へ乗り換えするための売り対象となったもよう。昨年12月安値1600円からほぼ一本調子の上げで1100円強上昇したのだから、3分の1押し「2370円」か、半値押し「2180円」水準まで調整しても不思議はない。ただ、手掛かり材料はある。1964年の東京オリンピック開催前後に東京の都市空間は大変身した。が、突貫工事といった格好で建設された、景観無視の無骨な首都高速道路も今や老朽化が深刻。9月には国土交通省有識者会議で、首都高速の地下化を提言したという。総延長約300Kmのうち、経過年数40年以上の構造物が約3割あり、30年以上だと約半数に上るという。高速道地下化など老朽化対策は同社など道路関連各社に追い風となる。もっとも、ショーボンドの株価は予想PER15倍と高くはない。が、かなり大きめの調整があっても不思議はない。改めてウォッチングを開始し落ち着き処を見極めよう。●道路舗装最大手のNIPPO(1881)は10年11月安値494円を基点に52週線沿いの上昇基調にある。もっとも、3月高値972円に対し、8月戻り高値は942円と二番天井を打った格好だ。52週線が822円にあり、7月以降は850円処にある26週線にタッチした水準で下げ止まってきた。この三角保ち合いを上下どちらに放れるかをウォッチングし、上放れ始めたところから付いていこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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