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2009/03/24

◆23日、米財務省が金融機関の不良資産を最大1兆ドルまで買い入れる官民ファンド計画の詳細を発表した。これが好感されNYダウは497ドル(6.8%)高し史上第5位の上げ幅を記録した。米「バッドバンク構想」は、2月10日の発表時に具体策が見えないとして市場に嫌気されたが、今回は民間投資家の参加が見込まれると好感された。加えて、2月の米中古住宅販売件数が予想外に増加したことも追い風となった。

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◆日経平均株価は10日に付けた終値ベースのバブル後最安値7054円から9日間で20.3%上昇し、2008年6月第3週以来9カ月ぶりに「中期相場を占う」26週移動平均線とのプラスかい離を回復。中勢上昇基調入りを鮮明化させる格好となっている。といっても、急テンポの上昇が止まれば利益確定売りが出やすくなるうえ、貸し株利用の買い戻しが一巡する週後半から、海外勢の買い戻しが減少するとの見方もある。4月1日には3月調査の日銀「短観」発表があり、これを懸念する声が強い。年度替わり前後に調整安場面があっても不思議ない。年度替りを挟む来週は、3月10日を含む週から当初の短期上昇相場の目標期間最大値となる4週目だ。今週までの3本の週足陽線はほぼ確実視されるが、来週は、相場に息切れ感が強まるかのチェックは必要となる。もっとも、4月2日にはロンドンで第2回G20(金融サミット)が予定されており、当欄では、それまでは、金融市場が急失速するわけにはいかないとみる。が、さて・・。

◆楽天(4755)は、本業が好調だということは投資家の誰もが知っている。また、同社は大量にTBS株を保有し今となっては意図せざる筆頭株主となっていることがアキレス腱であることも知っている。その同社株が3日続騰した。共同通信が20日に、「楽天が、保有するTBS株の買い取りを同社に要求する方針を固めた」と報じたことがきっかけだ。報道では、TBSが4月1日に「認定放送持ち株会社」へ移行するのに伴い、特定の株主による大量の株保有が制限されため。楽天はTBSとの提携戦略を断念するという。手放すとなれば、同社経営の重しが取れ、経営負担は一気に軽減される。同社がインターネット上で展開するショッピングモール「楽天市場」は好調を持続しており、今09年12月期連結業績予想は、連続2ケタ増収、2ケタ経常利益とすこぶる好調見通しにある。同社は保有する3140万株、16.5%のTBS株式評価損失を、前12月期に650億円超計上した。今後、どういう形で買い取りを求め一時的にどのくらい経営に負担となるかは不明だが、膿みを取り除けば、その後は、<本業再評価の相場に転じる>とみてよい。株価は、3月13日に4万2550円まで下げ、昨年10月28日以来の安値となった。1月14日の戻り高値5万9700円から25日線沿いに下落基調が続いており、きょうはこれを上抜いたものの、買い推奨しにくいチャートとなっていることも事実。TBSとの交渉が進展するのかどうかが足を封じている。しかし、ここからウォチッングを開始するのはそう悪くないと思うがいかがか? 

◆主力株元気となれば、介護関連株はやや厳しい展開となる。星取表は4勝3敗1分。メッセージ(2400)の日足に目先注意が必要となったが、悲観は無用か。最大手のニチイ学館(9792)の上昇基調は続いている。「押さば買え、上放れば買え」で臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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