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2006/06/08

◆<「安値圏での大商いは底入れのしるし」とは知られた兜町格言>、と本欄で書いたのが5月17日号。きょうの売買代金はその大商いを上回る3.4兆円。SQ当日だった3月10日の3.7兆円に次ぐ今年2位(SQを考慮すれば、きょうが実質今年最高)。出来高は26.52億株。平均株価は、寄り付きでいきなり106円安の1万4990円と1万5000円割れで始まり、そのまま午後2時26分の1万4496円まで時間を追うごとに株価は消えていった。引けにかけては利益確定の買い戻しなどが入り、結局、600円安の1万4496円で終った。すごいのは、値下がり銘柄数が過去最高となる1648だったのに対し値上がり数はわずか40!5月17日は底入れ観測を本欄に記したが、きょうは下げ幅の深さ、出来高などボリューム面での膨らみからきょうがセイリングクライマックスとなったのではないか!■きょう、アジア市場で上げたのは中国とベトナムの2国のみ。残り15カ国・地域は下げた。平均株価は3%の下げだが、インドは4.7%、韓国3.4%、台湾4.2%、香港2.8%下げた。きのうの本欄で、<欧州株式は堅調となっている。米国株にいい形でつながるといいのだが>と記したが、結果は、NYダウが大引け前1時間から下げに転じて期待を裏切った。米FRB委員がめいめいあちこちで「景気減速、インフレ懸念」を吹聴した?ことが売りを誘ったという。きょうは欧州株が反落で始動した。新興市場のロシアは5%超の下げとなっている。

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◆きょうは、セイリングクライマック?。需給で見れば、本国市場での損金を埋めるために海外投資家が東京市場で換金売りを続けたことや、信用の追い証発生で担保差し入れに迫られた個人投資家の処分売りなどが絡み合った結果だ。明日は、SQ当日でありイレギュラーな動きとなるか?8日まで安定操作で下支えされていた三菱UFJ銀(8306)が安定操作終了で果たして下げるのか?が注目される。そして、4月7日高値から8日安値まで17.5%下落し200日線を連続で下回った。NYダウよりも平均株価は1カ月早い天井打ちなのがから、ここから東京市場が世界市場をけん引したとしても不思議ない。

◆直近では珍しく25日線に下支えられる任天堂(7974)は強い展開が続きそうだ。携帯型ゲーム機「DS」の増産を急ぎ、今夏には月販200万台超に引き上げた。この人気を次世代家庭用ゲーム機器「Wii」の販売増につなげたいとしている。5月の年初来高値2万20円更新は期待できそうだ。●金市況の高値波乱、非鉄下落で住友鉱(5713)の反発はあっても上値は限定的となってきた。ならば、もし、明日にも反騰に転じた場合、航空機関連株から住友チタ(5726)に注目、1万9500円狙いとしたい。●炭素繊維では東レ(3402)の900円割れを拾い、反騰を待ちたい。もちろん、東急(9005)の高値から200円安い670円台の時価水準を買いたい。本欄中期推奨のイノテック(9880・JQ)は高値から400円超の下げとなったここから拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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