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2010/05/31

◆電話先から姪っ子のうれしそうな声が弾んだ。「東京に着いたよ。早く、帰ってきて」。しかし、打ち込みが進まない。そして、再びかかってきた電話の声は、すっかり遅くなって、首が長くなってしまったような口ぶりだった。

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◆週明けかつ5月最終日の東京株式市場で、日経平均株価は前週末比5円高の9768円と小幅に4日続伸した。前週末28日の米株式市場では、格付け会社フィッチがスペインの信用格付けを「AAA」から引き下げたことを受け、欧州債務危機の深刻化懸念からユーロが下げ、金融株が下げた。加えて、メキシコ湾でのBP原油流出事故に絡みオバマ米大統領が新たな沖合原油掘削許可・探鉱油井操業の停止やアラスカでの探鉱延期などを発表したことを受け資源関連株が下げを主導。NYダウは急反落し、米S&P500種指数は月間で大幅安となった。しかし、東京市場では、円が対ドル、対ユーロで、円安傾向で推移したうえ、大きく下げていた日本株が前週後半にかけ戻していたうえ、この日は、内需株や資源株が人気となり上昇したこともあり、堅調展開が続いた。ただ、31日の米・英市場が休場とあって、直近の売買シェア65%前後を占める海外勢の動きは乏しく、売り物薄のなか内需、資源関連株買いが優勢となった。■1部市場の出来高は前週末比5億6100万株減の17億5754万株と3日連続で減少し、売買代金も5203億円減の1兆2559億円と大幅減少に転じた。出来高、売買代金とも3月23日以来ほぼ2カ月ぶりの低水準だ。日経平均は4月末比1289円、11.7%下げ、4月の月足が小幅陰線となり宙に浮いた格好となっており、落ち着けない型となっている。6月第2週には先物・オプションのSQを控え、海外勢の意図的な動きも想定される。引き続き、「4月の年初来高値、翌5月には年初来安値のイレギュラー相場」の後だけに、うかつな動きはご法度。■前号で記したように、まず、「チャート良し」の銘柄からピックアップしたいもの。先行き大化け候補と期待の「調剤大手で後発医薬品製造本格化を今秋に控えている」日本調剤(3341)は15.7%の大幅上昇で年初来高値を更新、一時3560円まで上昇し08年6月高値3920円が射程圏に入ってきた。当面は、この、近辺までの株価上昇を期待したい。この日は、後発医薬品大手の日医工(4541)、東和薬品(4553)、沢井薬(4555)がそろって年初来高値を更新し、調剤薬局首位のアインファーマ(9627)も前週末に1999年10月高値を更新した勢いそのまま、大幅高して連日で年初来高値を更新した。そして、総合メディ(4775)も大幅に切り返した。

◆また、介護関連大手のニチイ学館(9792)が急反発した。が、現在のチャートは今ひとつ食欲をそそらないだらしのない格好だ。4月にせっかく突破した200日線、52週線から転げてしまった。両線へのプラスかい離が鮮明化してからでも買うのは遅くなさそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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