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2012/05/11

◆日経平均は前日比56円安の8953円と3日続落。2月13日以来3カ月ぶりに9000円を割り込み、同時に2月第2週以来13週間ぶりに長期相場を示唆する52週移動平均線も割り込んだことで、テクニカル面は一段と厳しくなってきた。10日の欧米株式市場では、ギリシャ政局混乱が収拾に向うのではとの報道や米新規失業保険申請件数が改善したことなどから反発した。しかし、米銀大手JPモルガンが多額のデリバティブ損失を計上したことが判明したと伝わったことから、11日の米国株の下落が懸念されたうえ、この日発表の中国統計で景気減速が懸念されたことから、アジア各国市場が揃って反落。東京では利益確定売りが広がった。

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◆主力輸出関連株で明暗を分けたのは、当欄9日付けで記したトヨタ(7203)など強張った自動車関連と厳しい下げとなったソニー(6758)、シャープ(6753)など家電系の電気機器関連。トヨタは変わらずを挟み4日続伸し2月第2週以来52週線を上回って推移している。ただし、07年2月の上場来高値8350円をピークにチャートが切り下がっていることが最大の難点。今期営業利益が前期比2.8倍増の1兆円としたのは最大の意志表示であり、意気込みが伝わる。しかし、右肩上がりのチャートに転換しなければ、株式市場では何も始まらない。●テクニカルでは日産自(7201)の09年春安値261円を基点とし、上値が切り上がっている現在の格好から、900円台相場に入っていった時、投資妙味が沸いてくる。トヨタは今年4月高値3640円、2月高値3955円、1月高値4235円と3つのハードルを越えるには、業容拡大基調が続くことが必要。ウォチングを続けよう。

◆当欄注目の内需関連株も微妙な別れ道に入ったか。利益を確定する売りすべきであろう。あるいは、小幅な損ならいったん売却も必要であろう。マクドナルド(2702)、大塚HD(4578)、ニチイ学館(9792)、メッセージ(2400)、この日年初来高値更新の物語コーポ(3097)、今週に分割落ち後高値を更新したコスモス薬品(3349)、9日に4月の分割落ち後高値を更新仕切れなかった「丸亀製麺」のトリドール(3397)もだ・・。●また、WNIウェザ(4825)はこの日年初来高値を更新も、昨年10月の上場来高値2638円をクリアできないで反落で終ったことから思案橋。同社の北海航路情報・通信提供事業に期待は大であり、国内ではスマホ向け気象情報への業績寄与による業容拡大が期待される。利益は連続2ケタ成長。PERは16倍台。日本よりも欧米で知られた企業として、海外勢の投資継続も期待される。いったん売却とするが、上場来高値更新ならば、また、考えてから動きたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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