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2006/04/26

◆500号を迎えた。04年4月から丸3年間続けることができた。大失敗銘柄も随分とあった。一方、監理ポストにあり無配だった新興プランテック(6379)、中国SARS騒動後に医療のインフラ整備が不可欠と注目した検体検査機器を手掛けるシスメックス(6869)は、インドの医療インフラ整備にも不可欠である。工場火災でアナリスト連が判断「売り」推奨するなか強気を続けたマツダ(7261)、光技術で世界トップクラスの浜松ホト(6965)、「世界の中心で、愛をさけぶ」のDVD・BOXを受取りに出かけ、活況の店内でこれはいけると思ったCCC(4756)、アジアから世界へ存在感をどんどん高めると同時に環境対応で先行したトヨタ自(7203)、デンソー(6902)、名門ゆえに残った資産の有効活用と含み益に注目した片倉(3001)、ぼろぼろ決算から高収益企業に変身した東急不(8815)・・数えればきりのないこだわりの長期推奨銘柄があったし今もある。逆に、こだわりをもって推奨し続けたものの現時点では散々な状況が続いているものもやはり多い。メディビック(2369・マザ)などバイオベンチャーセクターや携帯端末関連株がそうだ。01年上場後初めての決算説明会での白石社長の話にネット社会での成長を期待したJストリーム(4308)は業績伸びず未だ蕾のままだ。

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◆そして、現在、長期推奨銘柄として紹介回数が多くなっているのは、ホンダ系自動車部品メーカーで中国・インドの拡大が続くエイチワン(5989・ジャス)、渋谷開発プロジェクト発進への期待感が高まる東急(9005)、足元株価は軟調展開が続いているものの、本業が順調で巨額の株式含み益を持つ岡谷鋼機(7485・名)、半導体設計に強みを持つ半導体商社で収益拡大、株価大化け期待のイノテック(9880・ジャス)、「おいしいGABA入り低塩しょうゆ」の実験販売を開始した焼津水産化(2812)はきょう1850円まで買われ01年10月以来の高値水準となった!

◆さて、3月期決算発表が本格化。業績の好悪に注目した目先資金の派手な飛びつき買いに株価の上げ下げは急だ。が、基本は2ケタ増益見通し銘柄をタイミングをはかり買うのが一番。ただし、好決算でも先取りして買い上がった銘柄は正式発表とともに好材料出尽くし感が広がり、急落に転じる場合がある。発表された決算内容に驚きがあるかどうか見極めたい。あす27日、市場体温計・ソニー(6758)が決算を発表する。決算内容を経営トップがどう捉えており、どちらに向かおうとしているのかを注目したい。同じく市場体温計・新日鉄(5401)は28日だ。07年3月期経常利益をいくらで打ち出してくるか注目したい。

◆航空機用炭素繊維複合材の長期納入契約を発表したトップの東レ(3402)だけでなく世界2位の邦テナックス(3403)がストップ高に買われ、東レ傘下で本欄も思惑株だが注目株としたサカイオーベ(3408)も急伸。サカイは05年1月以来の上値ネックライン300円前後を突破すれば一気に思惑相場の花が開く可能性が大!また、金属チタンの世界2位で生産能力増強を急ぐ東邦チタン(5727)も75日移動平均線を下支えとした上昇基調が続いている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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