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2009/04/08

◆8日、日経平均株価は237円安の8585円01銭と大幅続落。7日の米国株式が大幅続落したことや円高に転じたことを受け、後場は一段安の水準でもみ合いに終始した。■7日の米国市場で、NYダウは一時213ドル安まで見て、186ドル安の7789ドルで終った。著名な投資家ジョージ・ソロス氏がマスメディアとのインタビューで、「まだ景気は好転しておらず、弱気相場の中の一時的な上昇局面にすぎない」と指摘、「現在の金融危機はこれまで経験したものとは異なる」、「米銀行システムは基本的に債務超過に陥っている」などと語ったことが嫌気されたうえ、7日付けの電子版英タイムズ紙が「IMFは最新予測で、昨年10月時点で2兆ドルとしていた世界の不良債権を4兆ドルに増額修正する」と報じたことから市場に失望感が広がり、広範囲に売り優勢の展開となった。2日の「G20金融サミット」を過大に好材料視してみたが、米金融安定化はまだ道半ばといったところ。また、来週から発表が本格化する企業の決算発表で、連続減益決算が予想されていることも足を引っ張った。

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◆前日紹介では、原子力プラント工事を手掛ける東芝プラント(1983)が反落したが、前日のストップ高に対して頑強といえる。また、粘り強かったのはトヨタ(7203)。売り先行ながら結局10円高の3750円で着地した。マツダ(7261)も円高ユーロ安のなか9円高の236円まで買われ3日連続で年初来高値を更新した後、6日ぶりに反落となったが2円安にとどまった。日産自(7201)も1円安と辛抱し400円台後半での終値が4日続いた。世界景気に暗雲となると厳しいものがあり、利益確定売りが出やすい水準まで買われてきたのだが、この頑張りが継続するとなれば面白いのだが。なお、米GMは破たんの方向にあるというのが、7日の米市場の話という。

◆介護関連株の星取表は3勝4敗1値つかずだが、ニチイ学館(9792)が5日ぶりに急反発した。3月下旬の株式分割落ち当日に906円と急騰した後は前日安値731円までずるずる値を消していたが、818円まであって、70円高の811円。ようやく上げ下げの波動を刻み始めたといえそうだ。メッセージ(2400)も3月16日に13万7800円の年初来高値を付けた後、上値の重い相場が続いているが、下値は25日線と13週線に支えられ頑強だ。チャートが崩れない限りここが辛抱の時とみる。

◆消費関連株では改めてABCマート(2670)に注目。好業績・14倍台の低PERも昨年12月8日に3900円まで海外勢に買われた後、梯子が外された格好で半値以下に叩かれた。が、W底をうって、出直る気配だ。きょう大引け後発表の前09年2月期連結決算は売上高以下いずれも計画未達ではあるが、前の期比9.8%増収、10.8%営業増益、4.7%純利益増で着地した。続く、今10年2月期連結業績予想は売上高が前期比8.5%増の1056億円、営業利益は5.3%増の213億円、純利益は1%増の112億円とした。予想1株利益は148.7円。増益率は縮小するが株価は昨年後半からの下落過程で織り込み済みとみてよい。株価は、3月13日の年初来安値1701円を大底におととい6日の1737円を二番底とするW底をうった格好となっており、3月27日の戻り高値2065円突破から上昇基調を鮮明化させる。あす市場で評価は?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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