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2014/08/11

◆前週末にあっさりと日足、週足ベースの(中・長期相場を示唆する)75・200日や26週・52週移動平均線を割り込んでしまった日経平均株価だが、週明けのこの日、急反騰であっさりと両中・長期移動平均線とも回復した!前週末の米国株式市場で、ロシアがウクライナ紛争の緊張緩和に乗り出すとの報道や、米空軍がイラクの武装組織への空爆を実施したと発表したことで、海外情勢の緊張は若干和らいだとの見方から、米国株は買いが先行し、引けにかけ上げ幅を拡大する次第高の展開となった。そして、国内では、円が対ドルで6日ぶりに、対ユーロで5日ぶりに反落したうえ、GRIF(年金積立金管理独立行政法人)が国内株式の保有制限を、18%までとしていたが9月以降は20%台に増やすとの報道があり、朝方から買いが先行。前週末終値に接近することもなく、後場後半にかけ上げ幅を広げていった。

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◆日経平均指数採用銘柄の95%弱の213銘柄が上げた。そして、全銘柄では91%、1654銘柄が上昇し、値下がりしたのは138銘柄と2月21日の83銘柄以来今年3番目の低水準となった!そして、業種別株価指数では、全週末の全33業種下落のほぼ逆、ゴム製品を除く32業種が大きく上げた。もっとも、出来高は前週末を8.7億株下回り、18.7億株と5日ぶりに20株台を割り込み、売買代金は4日ぶりに2兆円台を割り込んだ・・。ただ、明日の相場は明日に聞くしかないものの、GRIFネタによる株価が上昇がこれから続いて行くとは期待しない方が賢明であろう・・。かえって、利益確定売りのチャンスになるリスクが高まるのではないか。GRIFの話が出た日には人気となるのは、指数寄与率の高い銘柄群!欧州系証券ヘッジファンドが動くためであり、この日はソフトバンク(9984)こそ35円高(0.51%)と小幅高にとどまったものの、寄与率トップのファストリ(9983)の3.1%高のほか、KDDI(9433)は4.98%高、東エレク(8035)2.90%、京セラ(6971)2.49%、アステラス(4503)2.13%、信越化(4063)2.13%、ダイキン(6367)2.02%、ファナック(6954)1.28%高と続く・・。もっとも、逆もあるから明日のことは明日にしかわからない。相場を読むのは何時だって難しい!?■もっとも、日計り商いとは無縁の当欄のように中長期投資は上昇相場に転じる潮目を見極め、事業環境や業績面などファンダメンタルズ好転を確認した後、3回ほどに分けて、買っていくのが基本。

◆さて、前週は、7月30日発表の4-6月期経常3.7倍増に週明け早々に飛び付き買いした反動安が厳しかった日本空港ビル(9706)だったが、きょうは8%超の大幅反発。2013年に訪日外国人旅行者数1000万人を達成したが、観光庁など国を上げての各種政策などが奏功したものであり、近隣諸国だけでなく東南アジア、ASEAN等の急速な経済成長により海外旅行が可能な所得層の国民が増加したこと、一昨年末からの円安進行も訪日旅行に割安感が生まれたことも後押しした。また、新興国向けにビザ要件の緩和策を実施したことや、国際線の日本発着便数が近年堅調に伸びていることも後押しする。そして、2020東京オリンピック・パラリンピック大会を控えているこが、今後の来日客数増に繋がっていく!観光庁は両大会効果を一過性で終らせることなく、持続的なものとすべく各種施策・取組みを用意する。羽田空港のビル賃貸・管理や羽田・成田空港での直営売店などを展開する日本空港ビルは7月30日に1Q好決算を発表。通期では08年3月期の経常78.3億円以来7期ぶり高水準予想だけでなく、来期以降も順調な業績が期待されるだけに(もちろん、為替など不規則要因はある)、足元PER割高感は否めないものの、中勢強気で臨むべきか。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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