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2007/12/17

◆17日、クリスマスを前に、世界を同時株安が襲っている。この日、アジア14株式市場・太平洋2市場は全市場が下げた。しかも、大幅に!続いて開かれた欧州市場も厳しい展開となっており、米国株も大幅続落下げ止まらない。2007年相場は今・来週の2週間を残すのみ。だが、米サブプライムローン問題を引き金とした「金融危機の高まりに対する不安は、膨らみ続けている」、「20世紀、機軸通貨として君臨してきたドル放れに歯止めが効かなくなりつつある」・・。2008年株式相場展望、経済、企業業績予想・・など各種レポートがそろってきたが、厳しい見方が多い。これまで、「強気」、「買い」をベースとしてきた準大手証券ストラテジストにも、「投資家はもう、買いだけでは成り立っていかない状況に突入している。売り銘柄も打ちだすべきか」と、弱気の声が続く。

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◆特に、マザーズ市場をはじめとした新興市場の下げが厳しい。このことは、ようやく回復しつつあった個人投資家マインドを直撃した。再び市場からの離反が懸念される。マザーズ指数はこの3日間で102ポイントの大幅下落。11月22日の直近安値780にあと4ポイントと迫っており、これを割り込むようだと9月18日の指数算出開始以来の安値617を試しにいく可能性が浮上してきた。新興市場の最有力セクターであるインターネット、携帯ネット関連株が崩落した。特に携帯電話関連株は、<携帯各社が、18歳未満の「有害サイト」の閲覧を制限するフィルタリングサービスに原則加入方針を決定した>と伝わってからの下げがきつくなった。何をもって「有害」の基準とするかがポイントになるが、収益源の交流サイトの利用者減が懸念されていた。交流サイト大手のミクシィ(2121・マザ)、本年携帯サイトの会員増が注目されたDENA(2432)などは今月上旬高値から一気の下落銘柄が相次ぐ。

◆「相場が行き詰まったときの思惑株」といわれるが、その思惑株も持続性に欠けるきらいがある。ダイワボウ(3107)も大幅続落した。鳥インフルエンザ関連の人気に、国内最速インフルエンザ流行を背景として、先週央まで人気化した。が、12日に3月1日以来の戻り高値を付けた後は、一気に300円割れだ。それでも、7日の信用倍率1.33倍ときっ抗している。インフルエンザの動向次第では、取組が一段と厚みを増し再人気化も予想され、ウォッチングを続けたい、●また、クラリオン(6796)も03年6月以来続いてきた200円台後半の上値ネックラインを先週取っ払ったばかり。ただ、13日に313円まで買われた後崩れたが、7日に信用倍率1.21倍と拡大均衡した信用需給が崩れず、200円台後半で下げ止まるようだと、業績急回復を背景に思惑人気は持続しよう。

◆12月に入り、640円を挟んだ5月以来の高値圏で頑強な展開が続く関電化(4078)の動きが目立つ。今3月期経常利益は前期にかけ大幅伸長した反動と原価償却費増が響き2ケタ減益見通しだが、期中再増額し減益幅は縮小している。14日発売の新四季報・新春号では来09年3月期経常利益はV字型回復し、1株益は65.2円となっている。●同じく新四季報で、「底打ち」と記され、今来期経常利益続伸で、来期予想1株利益120.2円の紳士服のコナカ(7494)が再び200日移動平均線を上抜いてきた!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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