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2007/01/30

◆東証マザーズ、大証ヘラクレス市場は値下がり銘柄数が100を超えほぼ全面安商状となった。また、東証1部市場では、本格化した第3四半期決算発表により悲喜こもごもの相場展開となっている。が、基本は「相場は上昇基調にある」と見ている。本当は一服いれつつ上値をトライする相場が理想的だが、走るときには勢いにまかせて走ることもまた必要だ。●本欄は、年明け第1週に急落した新日鉄(5401)第3週目までの動きに最大限の注意を払ったが、幸い、その後、新値取りに走るなど力強い展開を披露した。きょうは後場取引時間中に3Q決算を発表したものの、通期業績予想の見直しはなく、既存予想を据え置いたことから、利益確定売りにおされた。しかし、アドテスト(6857)は正月第1週週足陰線から先週まで4週連続の陰線だ。前日、多くの担当アナリストは半導体市況悪化を受け先行き業績への懸念から半導体製造装置&各社の投資判断を引き下げたなかで、アドテストを「強気」に見るアナリストが多かった。なのに、きょうも6000円割れの終値となった。テクニカル面からは6400円水準以上での戻り売りを奨めたいが、さて・・。

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◆鉄鋼株が後半失速するなか元気だったのは、自動車&関連株。なかで、きょう上場来高値を更新したのはデンソー(6902)だ。24日の本欄には、「さて、トヨタ自が最高値更新とくれば、国内自動車部品最大手のデンソーが次に来るであろう。デンソーの場合は、日本、欧州そして北米での自動車に対する環境規制強化に絡む対応策が模索され続けるなかで、中期成長力は大きい。2年ほど前にイビデン(4062)とともに「次世代の中期成長期待銘柄」として本欄に紹介した銘柄だが、テクニカル面も昨年6月安値以降、12カ月移動平均線上に下値を切り上げており、きょうは一時昨年4月の上場来高値4890円まであと70円に迫った。強気で攻めたい」と紹介している。引き続き出遅れ感の強い成長株として買い推奨する。

◆東急東横線沿線住民の筆者、本欄でも何かがあれば東急(9005)&グループを折にふれ紹介している。株価は、昨年4月に879円の93年10月以来12年半ぶり高値をつけた後は、ここまで700〜800円台前半の高値圏でのボックス相場が続いた。小田急(9006)が昨年来高値に買われるなかでは出遅れ感が強まっている。「三角保ち合い上放れなら、1000円台乗せ」を期待してよい。●筆者が公式的に年間の注目株としたのは、東芝プラシス(1983)だ。東芝が原子力発電を重要事業とするなか、着実に下値を切り上げているのはいかにも魅力的だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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