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2006/07/28

◆業績好調を素直に買う相場だった。きょう28日、2007年3月期第1四半期(4〜6月・1Q)連結業績発表のピークを迎えた。前日発表したソニー(6758)は注目されたエレクトロニクス事業の回復が鮮明だった。豊田通商(8015)やデンソー(6902)などトヨタグループ各社の業績が極めて好調に推移した・・など好調決算が相次いだ。そして、この日、取引時間中に発表した三菱商事(8058)など商社株も国際商品市況の高騰を背景買い進まれるなど、業績好調を素直に買う動きが広がり、もしくは決算発表予定時間をあらかじめ調べておき、当日、株価の動きがよければついていき、思いがけなく悪かった場合は売るそんな目先の動きの総和がきょうはプラスに動いたもの。出来高が伸びないのは先物が主導で、現物市場が後追いの格好となっているからだ。問題は、好業績を買った後、さらに値上がりした銘柄の上値を買っていくほど買いエネルギーがあるかがポイントとなる。続急伸した新興3市場は出来高薄となったが、これは仕方のないこと。連日の年初来安値更新で株価が大幅に下落した後であり、市場ムードが好転したいま売り急ぐことはないと売り注文が薄かったことも理由に上げられる。下げたのは、小反落の日水(1332)など水産株、武田(4502)など薬品株そして陸運株、後はわずかの下落率が電気・ガスや空運、陸運株など。

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◆今回の1Q業績発表は際立った特徴が見られる。1Qの経常増益率は大幅増となったのに中間期もしくは通期業績予想の修正が極端に少ないこと。新光証券が発表した27日までに発表分の集計結果(除く金融・対象1131社中260社発表済み)を見ると、1Q経常利益が増益だったのは176社、68%、横ばいと減益は84社、32%だった。そして、増益だった企業で今3月期通期予想を増額修正したのは20社(11%)、減額が2社(1%)、据置きが実に154社、88%にのぼる。一方、減益組では、増額が4社、5%。下方修正はわずか6社、7%。据置きが74社で88%。据置きがいかにも多い。企業への会計への不信が広がるなか、企業にとって減額修正だけは避けたいとの思いが慎重見通しを発表させているのだ。企業が増額修正に踏み切るのは、中間期決算を発表する10月下旬頃となろう。その頃には今春高値の信用期日は過ぎている。

◆ホンダ系で自動車部品を手掛けるエイチワン(5989・ジャス)は合併効果による大幅増収増益予想にあるが、株価は3月高値1920円から今月24日には1112円まで下落した。薄商いはともかくここへきて値幅、日柄調整とも終了したと見受けられるここから押し目買いしよう。●本欄中期買い推奨銘柄のイノテック(9880)が6月に続き7月も200日線接近した。ここからは押し目買い好機と見ている。●浜松ホト(6965)は業績すこぶる好調で追撃買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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