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2012/04/25

◆24日の欧州市場では、ギリシャ株は続落した以外はそろって反発。直近で財政不安が高まっていたスペイン、オランダの国債入札が無難に終了したことが買い戻しなどを誘ったという。財政懸念が後退したとのコメントは、いつ反故にされても不思議ない欧州事情に代わりはない。5月6日は、ギリシャ総選挙とフランス大統領選挙決戦投票日であり、その結果が注目される。フランスではドイツ・メルケル首相と「メルコジ」コンビとして、ギリシャから始まった欧州財政危機に対し「財政健全化」路線を継続。一部息が苦しくなる固くなさを嫌う声が上がる中も、基本を曲げなかった。しかし、それも終焉はすぐそこに?一方、フランス大統領選挙で優位な社会党のオランド候補だが、「市場主義、資本主義、自由主義」の逆を行く社会党政権で、我が国の民主党が唱えた夢のような地に足が着いていない反マーケット政策で、政権がどこまで持続できるかは疑問。31年前のミッテランが大統領となった社会党政権の下、政策宜しからずで、フランス株式は大きく下落した。 今回は欧州債務危機の決着はまだ先、スペイン、オランダに飛び火し、ポルトガル、イタリアも問題ありの状況下、反市場主義で、ユーロをどこに導こうとしているのか?為替、債券、株式市場の漂流は曇り時々嵐か、それとも、曇り時々晴れ間か?

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◆幸い、米国景気はそこそこ順調であり懸念も残すが、金融緩和がなおも継続され、過剰流動性がマーケットを下支えし、企業の順調な業績を後押しする。NYダウなどチャートがなお上昇基調にあるのは、過剰流動性が最大の理由ともいえる。1日の米4月ISM製造業景況指数の結果は2日の東京市場でカバーできるが、3日のISM非製造業景況指数や4日の米雇用統計発表、6日には上に記したギリシャ、フランス選挙を控え、来週2日間の東京市場は様子見を決め込むか、欧米市場の結果に対する写真相場にとどまる?25日の東京市場では、欧州財政事情が市場期待の方向にぶれたことから金融関連が好人気となり、輸出関連もアップル関連といわれる電子部品関連が人気化。一方、資源・国際商品先物価格続伸も東京で資源関連各社株は動きが鈍かった。が、その理由ははっきりしない。

◆一方、当欄で中心とする内需関連株はまちまち。高速道路などコンクリート補修でトップのショーボンド(1414)は大震災対応から高速道路補修費増を背景に来13年6月期以降の収益回復が期待され一方、予想PERは12倍台。昨年12月安値1600円を基点に下値切り上げ。昨年3月東日本大震災直後の思惑買いで付けた2351円の1999年以来高値2315円奪取から調整を経てもう一段上を目指す動きとなるか?ウォッチングを続けよう。●コスモス薬品(3349)はこの日4580円と5日ぶり高値更新。今週で10週連続週足陽線に向け上昇中とあって、手が出せにくくなるほどの株価だが、依然、割安感が強い銘柄でもある。ウォッチング継続中。●「サ付き住宅」のメッセージ(2400)も28.65万円と年初来高値更新で、昨年8月高値にあと3000円と急接近。●マクドナルド(2702)は18日高値から調整に入った?利益確定売りは「可」●一方、スマホ、LTE関連計測器で収益拡大のアンリツ(6754)は引き続き中期期待したい銘柄。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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