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2007/06/07

◆「意気地なし!」とは、海外株式相場に置いてきぼりを食ってしまう先ごろまでの日本株式市場の弱気心理、弱気相場をそのまま表に出していった言葉だ。が、きょうは違った。6日の米欧市場が大幅安したが、日経平均株価は、朝170円強下げて発進したが、結局13円高で終わり1万8000円台を守った。「珍しい」ことだ。

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◆サミットでも地球温暖化が主題になるなど、環境関連株・資源関連株が大人気だ。環境問題=エネルギー問題だからだ。中国内陸の重慶は人口3000万人というから首都圏人口と等しい大都市だが、石炭が主力エネルギーであり、街中を(公害)車が埋め尽くしている。テレビ画面に青空は見えない。雨も不足勝ちというから薄汚れた重い空気が街中に淀んでいる。環境対策は遅れ勝ちだ。人間や動植物の健康不安が広がるのは当然だ・・。といって、大量に安価な石炭があるのにおいそれとエネルギー転換をすることは難しそうだ。原子炉圧力容器、加圧器部材などで世界シェア8割と圧倒的な存在の日製鋼(5631)株はこの日2000円にあと31円まで迫る場面があった。2002年11月に50円と額面金額まで落ち込んだ同社株は、今年1月に1000円台に突入。先月に89年2月の上場来高値1550円を突破した後も、上昇ピッチは一段と加速している。発電所向け部材の好調、石油プラント向けも拡大し、今3月期経常利益は連続過去最高更新し、増額修正含み。1日現在の信用需給は売り残株数970万株に対し買いは1042万株、信用倍率1.07倍と一段とひっ迫化。極めつけは、「来年のサミットは日本だが、北海道・洞爺湖がメインとなる。今年と同様に地球環境問題が主要なテーマとなる。洞爺湖のすぐ近くにあるのは室蘭市。その室蘭に日製鋼の工場はある。日本の原子力発電関連技術を世界に誇り、売り込むいいチャンスだ」とのうがったみかたまであり、買いが買いを呼ぶ展開となっているというものだ。大手証券レポートでは、同社が5月下旬に原発部品の生産倍増を発表した後、「地球温暖化対策の本命企業」だと指摘、投資判断を「中立」から5段階中の2位である「2」(やや強気)に引き上げている。■総合商社株が好人気となっているのも、もともとPER10倍足らずに放置されていたうえ、資源開発から販売までを手がけている資源開発のトップにあるということが背景。市況産業ということでPER割安に放置されていた鉄鋼、海運セクターが直近大いに見直されたことも追い風となっている。本欄では三菱重工と関係が深くエネルギー関連機器に強みお持つ第一実業(8059)の年初来高値657円抜けから一段高相場を期待する。今期2ケタ増収2ケタ増益で予想1株益は52.2円。信用買い残株数は142万株と買いの回転が効いている。過去最高値は1990年1月の1125円だ。01年12月のバブル後最安値108円を大底とし反転、24カ月移動平均線に下支えられた上昇基調が生きる時を迎えた!

◆日銀(8301)が15万円の年初来高値に顔合わせし、「新金融街特区」関連の三越(2779)がこの日、活況裏に反発した。5月の年初来高値更新から、昨年1月の新・三越となった後の最高値818円突破、「M&Aされる可能性の高い企業」の同社株が、4ケタ相場に向け発進を開始し始めたようだ。●片倉(3001)、日清紡(3105)とともに「含み資産」を評価した一段上の相場を期待!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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