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2006/05/22

◆平均株価の75日移動平均線が次第に遠のいていく。298円安で2カ月半ぶりに1万6000円台を割り込んだまま終った日々線とのマイナスカイ離率は4.34%に広がった。上値の重しが利き始めた。前週末に日本市場とともに上げに転じた東アジアは4市場ともきょうは下落。インドは4%超下げで3日連続大幅下落となり、アジア・太平洋地域の主要株式16市場で、上げたのはわずか0.08%上昇したフィリピンだけ。「現在、中国で再放送されており再び人気となっているという、世界で感動を集めた日本のNHK朝のドラマ『おしん』だが、かつてフィリピンでは余りの不人気にたった3回放映されただけで中止された。『辛抱』『がまん』が嫌いな『なるようになる、なるようにしかならない・・』の文化国であり、辛抱とは無縁の国」(カソリックの国フィリピン・マニラでプロテスタントの宣教活動を続けている日本人宣教師)であり、世界のマーケットでは存在感が薄い。東京市場に、別段、悪材料が出たわけではない。前週末の米国株高、1ドル112円台への円安を受け朝高となったものの、安値圏引けの「日足陰線」となった。ここまでマイナス75%台から決して下がろうとしなかった売買のタイミングを捉える指標のひとつ25日RCI(順位相関指数)が、きょう、マイナス80.1%とようやく売られすぎ圏に入った。市場では、「前週末に国際商品市況が急落した」、「中国人民銀行による金融引き締め観測が流れたことが嫌気された」、「先物主導で売られた」、「戻りの鈍さを嫌気した」という。<下がる理由がはっきりしないのに下がった>場合ほど先行きが思いやられることはない。

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◆積極的に買いに出る状況にない。今に至って、<好業績・低PER・好需給・好チャート・不人気株>って、あった?もちろん、本欄中期値幅取り指名銘柄のイノテック(9880・ジャス)がそうだ。もっとも、直近は「不人気株」の冠は取り下げられたようだが。きょうは23円高の1417円としっかりだった。■で、新たに思惑銘柄との見方もある鈴丹(8193)をここから買い注目銘柄とする。ユニー傘下で再建中の婦人服専門大手だが、再建は急ピッチで進んでいる。既に、前06年2月期には12期ぶりに過去最高の連結経常利益を更新し、11期ぶりに10円の復配を達成している。店舗純増で営業強化、物流の委託でコストを削減した。とはいえ、財務体質強化はこれからであり、前期経常利益は7億円の低レベル。今期ようやく10億円(前期比44%増)に乗せる水準で連続最高益を更新する。利益拡大余地は大であり、今期予想PERは14倍台にとどまる。今年の出来高最高は年初来高値の前日に記録した27万株強とすくない。でも、昨年来で2番目に多い数値だ!?それでも、4月12日の好決算発表以来人気化。5月1日には880円まで買われ昨年3月高値を突破。今春まで続いてきた600円〜680円のボックス相場の脱出に成功した。4月第3週には週足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破。先週末には13週線が26週線を上抜くゴールデンクロスを示現、上から順に6週線、13週線、26週線、52週線と並び上昇基調時に現れる「順」なパターンが実現した。あまりいい指標が出すぎているのでいったん利益確定売りに押される場面も出てきそうだが、そんな場面でこそ強気で拾っていこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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