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2016/02/10

◆日経平均株価は前日比372円05銭(2.3%)安の1万5713円39銭と大幅続落し年初来安値を更新し、14年10月30日以来1年3ヵ月ぶり安値となった。依然、世界景気の先行き不透明感から投資家がリスク回避姿勢を強めている。同時株安展開が止まないことからリスク資産を縮小する動きが一段と強まっており円高・ドル安が進行するなか、値下り銘柄数は前日比減少も1779と92%弱となり、連日の9割超の銘柄下落と厳しい結果が続く・・。

 あと2年すれば証券界入り50年となる筆者は様々な株式市場の天と地を見てきた。基本は、「先が見えない相場は戦わない」だ。が、明日は、明後日は・・と期待して過ごしてきた。「買いはやや早く先き駆けて、売りはやや遅く・・」の姿勢で。

 筆者中核30銘柄では、トヨタ(7203)、日本電産(6594)、ソフトバンク(9984)、そして、終値ではプラス転換したジェイテクト(6473)の4銘柄が年初来安値を更新し、6銘柄が上げたのみと厳しい結果となった。

 島津製作(7701)、ダイキン(6367)、OLC(4661)、8日に934円の昨年来安値を付けたが、この日は1000円台を回復した日特エンジ(6145)、前日に4000円割れとなった自動運転車関連株として短期資金に高人気のアイサンテクノ(4667)は3785円安値を見て4100円台と1日で4000円台を回復。もっとも、1月大発会最高値9490円は遠い。救いは、26週線(3904円)沿いの中勢上昇基調を支持していること。

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◆ダイキン工業は反発。9日引け後発表の2016年4-12月期(第3四半期累計)決算で営業利益が前年同期比12%増の1666億円と2ケタ増となったことが材料視されたもの。しかし、朝方には410円高の7664円と買われたものの、日経平均が下げ幅を拡大した後場には利益確定売りに下げに転じ、引けにかけてプラス圏を回復した格好となった。昨年12月戻り高値で9000円台回復ならず、この日は7180円と昨年10月以来の安値。長期線とのマイナスかい離から見て、全般相場回復の風が吹かねば上昇基調への復帰には時間がかかりそうだ。しばらく「ウォッチング」(様子見)したい。

 一方、●シマノ(7309)は1550円安の1万6240円。一時、1万5300円まで下落、9日発表の16年12月期連結営業利益予想は前期比5.9%減の800億円だった。市場予想は936億円。前下期への生産前倒しなどが影響するという。クレディ・スイス証券は、欧州以外で過剰在庫の懸念があると指摘した。大きく下放れた格好となり、「中・短期戻り売り」となってしまった。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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