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2005/03/03

◆きょう業績の増額修正と増配を発表した新日鉄(5401)、JFE(5411)は続落で終った。1日までこの日の業績発表を期待し買い進んでいたことから利益確定売りが先行したもの。中期強気は不変。きょうで平均株価は4年ぶりに6日続伸したが、これは国内景気回復への期待感の現われだ。直近の指標面では機械受注や雇用・消費統計などで明るさが見えていた。また、きのう報告したように半導体関連セクターへの強気の見通しを表明するアナリストも増えている。■そして、きょう注目されたのは、消費者金融大手などノンバンク株。景気回復に伴う自己破産の減少で業績の重しとなっていた貸倒費用が減少し、業績復調が期待されるためだ。週初め28日付け本欄で、4月からテレビコマーシャルを解禁する武富士(8564)や三洋信販(8573)、信販大手のジャックス(8584)を紹介したが、武富士はまさに三角もちあい上放れ前夜。プロミス(8574)は52週線に下から突き上げられ昨年6月以来の7600円台を回復。7900円突破からもう一段上の相場を目指す構えにある。ノンバンクの特徴はPER割安・好チャートだ!

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◆田村大興電(6675)が3日続伸し旧田村電時代の97年8月以来の700円台回復。また、NECインフ(6705)は反発し25日移動平均線へのプラスかい離を回復し、1月19日の昨年来高値474円が意識される水準へと戻ってきた。今朝の日経新聞1面で、「企業が通信コスト削減へ急速にIP電話への切り替えを進めている。調査対象である主要企業のうち4割が導入済みで、導入計画を含めると9割に達する」と報じられたことが材料視されたという。本欄注目の上記2社のほか岩崎通(6704)、サンテレホン(8083)が5日続伸し、IP電話装置のアズジェンド(4288・ジャス)はストップ高となった。本欄は注目2社の強気を継続する。■ハイブリッド車拡大を追い風にコンデンサ・モジュール好調の指月電(6994・2部)が昨年来高値更新目前。ここから強気。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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