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2007/07/24

◆米国株が高値波乱の様相。NYダウは1万4000ドル台の過去最高値まで駆け上がっての強弱感の対立だけに、上下のブレは大きくなる。市場最高値水準での相場にあって、信用力の低い個人向けサブプライム住宅ローン問題で、関連金融商品での損失の拡大に対し、本欄は、甘すぎたようだ。バブル期に散々住宅ローン問題のリスクはいわれてきたが、借り過ぎ、貸し込み過ぎが、想定外の銀行の貸し倒れリスク拡大を招くとは・・、認識が甘すぎたようだ。また、企業決算の失望感の広がりも懸念材料。また、インド、ロシア、香港・・と多くの市場が過去最高値水準にあり、弱気心理に転じた時が怖い。慎重さが必要か。

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◆アジア17市場の星取表は15勝2敗、負けはフィリピン、パキスタンのみ。奇妙なのは、東証1部値上がり銘柄数1002に対し値下がり600ながら、日経平均株価は38円しか上がらなかったこと。ちなみに日経225銘柄の星取り表は116勝101敗8分けと、指数銘柄の数値が伸びなかったことがTOPIXよりも値上がり率を小さくしたもので、先物相場はおもった以上に強くはなかったということ。前日の相場の牽引役だった三菱重(7011)が19円安となるのは、ここ2日間で102円もの急騰した後だから別段不思議ない。むしろ、頑強というべき相場で終ったというべきであろう。ただ、前日ストップ高と大幅反騰した原子力関連株の木村化工(6378)、日ギア(6356・東2)日足がこの日は長大陰線となったことに留意したい。

◆デンソー(6902)が4940円と100円高し上場来高値を更新した。昨年4月以来4900円前後が上値ネックラインとなっており、5000円台乗せならば「次世代の成長企業」と数年前からいってきた同社株の新たな相場入りとなる。現在、長期相場の分岐点である24カ月移動平均線は4171円と余裕裏に上昇基調を描いている。環境問題という大枠のなか、「低公害ディーゼルエンジン車」は欧州のみならず日本でも主要テーマとなっている。デンソーはコモンレール(燃料噴射装置)を初めて量産化し、世界シェア約15%。トヨタグループのカーエレクトロニクスに不可欠な企業であり、会社側の今期業績予想は慎重すぎ、営業利益は予想大幅に上回る3600億円が見込まれそうだ。引き続き押し目もしくは5000円台乗せから中期買いしたい。「低公害ディーゼルエンジン車」関連では、■排ガス再循環装置(EGR)でティラド(7236)は来年にもチェコ、タイ工場に専用ラインを設ける。■部材では、尿素SCRシステム対応の尿素水を生産する日本化成(4007)、ターボチャージャー用部材のニチダイ(6467・ジャス)、EGRとターボ部材の大豊工業(6470)、そして、EGRとコモンレール用部材を手がける三桜工業(6584)の今3月期収益は15期ぶり過去最高更新見通しでPERは16倍台と割安感が強い。5月の決算発表後人気化、6月高値1149円まで大幅高した後の調整場面だが、4ケタ割れから半値押し手前(925円)水準を拾っていきたい。

◆立飛企業(8821・東2)が6120円の年初来高値に買われた。地味ながら着実に下値を切り上げる「成長続ける立川市の含み資産株」として中期買いを継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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