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2008/10/21

◆日経平均株価は大幅高し3日続伸し、前週16日の下げ幅1089円の78%を戻した。と同時に、多くの個別銘柄も3日続伸となった。午後には前場寄り付き値を下回る場面があったものの、大引けにかけ買い直され301円高の9306円引けとなった。これで16日の戻り高値9601円を上抜けば、上値を試す動きが活発化する可能性がある。と、同時に、戻り待ちの売りも出やすくなる。この日は、20日の米国株が、注目されていた銀行間の金利が低下したほか追加景気刺激策への期待感やNY原油先物価格の反発を受け資源株が好人気となりNYダウが4.67%の急反騰となるなど大幅反騰したことが追い風となった。鉄鋼株、エレクトロニクス株、自動車株など主力株及び商社株や資源開発関連株などを中心に買い戻しの動きが広がった。日経平均指数採用225銘柄のうち190銘柄が上げた。TOPIXは961ポイントまで買われ、日経平均よりも一足早く15日の戻り高値を上回り、東証算出ベースの時価総額は304.89兆円と4日ぶりに300兆円台を回復した。■同様にアジア主要14市場星取表は10勝4敗と堅調展開となった。ただ、日本など東アジア5カ国では、香港、中国、韓国が下げるなど明暗を分けた。■東京市場えは、米国株の反発を受け投資心理の改善につながった。ただ、売買代金は1兆8823億円にとどまり9月25日以来の低水準となり、出来高は20.83億株にとどまった。出来高=買いエネルギー薄のなかで指数のみが駆け上がったとしても、戻り待ちの売りなどが上値の重しとなりそうだ。特に、日米とも決算(日本は4〜9月中間期、米国は7〜9月期)発表が本番を迎えるなかでは、決算悪や通期業績予想の減額修正に敏感に反応する状況とあって上値を追いにくくなっていることも注意したい。■まして、21日の欧米株がそろって急反落し、NY外為市場で円高が進行したこともあり、22日の相場は当面の利益を確保しようとする売りが優勢となりそうだ。

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◆冷凍ピザ生地から微量の有害物質メラミンが検出されたと発表したサイゼリヤ(7581)は、売り物が殺到。結局、200円安の1298円ストップ安比例配分となり、313万株の売り注文を残した。それまでの逆行高は帳消しとなり、なお、22日以降の相場への懸念を残した。食の安全が脅かされる状況下とはいえ、厳しい結果を突きつけられた。

◆一方、セブン銀行(8410・ジャス)は反発。一時29万5900円まで買われ、3日につけた上場来高値30万9000円をうかがう格好となっている。10日には全面安展開のなか25万円まで急反落、瞬間、75日移動平均線割れの場面をみた。しかし、同日終値では75日線を上回って引け、その後切り返してきたもの。同社株は本年2月29日に新規公開(IPO)したが、当日につけた安値16万1000円を基点とした上昇基調が今も続いている。当欄で何度か紹介したように同社は「窓口なし、通帳なし、貸し出しなし」の提携金融機関の顧客にサービスを提供するATM専用銀行であり、米サブプライム問題にからむ損失とは無縁の「非銀行的銀行」。提携金融機関が急増中でATMの設置台数の増加カーブも急だ。20日現在で本年新規公開企業は33社と少ないが、上場時の公開価格を上回っているのはわずか4社、なかでも同社が2倍超の上昇と断トツのトップとなっており、IPOの優等生だ。全般突っ込み場面では拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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