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2008/03/25

◆3月決算企業の配当落ちによる明日26日の日経平均株価の落ち分はおよそ100円といわれている。力強い相場時には1日でこれを埋め上昇基調をたどって行くものだが、今年はどうか。東京で開花した桜のように薄ピンク色(上昇)に煙るか、それともヤマザクラのように緑の葉(下落)が先行してひらくか?25日は、引き続き市場エネルギー(出来高、売買代金)は低調ながら、配当権利取りの買いも流入し、後場に入り全般底上げの動きに入った。背景にあるのは、先週後半からは市場ムードをぶち壊すような米サブプライム関連悪材料が表沙汰になっていないことか。また、先に買い込まれた円は1ドル=100円台超で一服状態にある。プライム問題に対し金融当局や政府が意志を明確にしてきたことが好印象を得ている面もある。ただ、嵐が収まったわけではない。緊張感の強い政策運営が続くことには変わりはない。

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◆新日鉄(5401)が17日安値427円からこの日高値514円まで回復してきた。日経紙が、「新日鉄はブラジルに高炉を建設し、欧米への供給基地とし、グローバル生産体制を目指す」と報じたことが成長戦略として高評価されたもの。もっとも会社側は「昨夏計画を発表した通りだが、現時点では何も決定していない」とコメントを発表した。世界の株式市場の動向が同社株を制約しようが、7月高値から短期で十分下げた。本欄は現時点では、17日安値に対する二番底を確認した後、中期やや強気銘柄に復帰させたいと思っている。

◆家電量販店業界再編のコア銘柄と見ている上新電機(8173)が2006年1月高値1060円を突破。1091円まで買われ3日連続で昨年来高値を更新し、1997年7月以来10年8カ月ぶり高値に買われた。業界のガリバーであるヤマダ電機(9831)のM&A戦略を背景に、再編の動きは急となっている。上新電を引き続き強気していこう。●昨年8月2日に東証マザーズに新規上場した検索連動型広告代理のフルスピード(2159・マザ)が、この日一時154万円まで買われた。明26日には「1株が5株に分割される権利落ち」となりずっと買いやすくなる。発行済み株式総数は2.7万株から13.5万株に拡大するが、今08年7月期連結業績は大幅増収増益見通しにある。もし、需給悪化を売りこむようであれば、「強気」で拾っていきたい。●また、同社よりも発行済み株式数が少なくわずか7000株でしかないのが、直近で紹介した省エネ事業を展開する省電舎(1711・マザ)だ。この日出来高は4株だが、2月下旬以来の25万円を挟んだ往来相場を上抜け、一歩前進した。05年2月の上場来高値202万円から分割落ちなどないまま今年2月には上場来安値16.7万円まで一本調子で下げた。昨年3月から南海電鉄が同社の「無水小便器」を大量に導入している。まずは、チャートが好転してきたここから1株拾っていきたい。●臨床試験受託(CRO)業務を手がけるイーピーエス(4282)が、47万6000円まで買われ変わらずを挟み6日続伸した。CROは医薬品メーカーのアウトソーシング化が追い風。今08年9月期連結営業利益は会社計画を超過達成する見通しにあり、来09年9月期も2割増益が見込めそうだ。3月月足陽線が見えてきたここから2月高値49.5万円突破、新相場圏入りを期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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