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2008/10/23

◆23日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅反落した。前場中頃には8016円まで下げ、2003年5月22日の安値7998円に迫る場面があり、後場中頃に再び8066円まで下げて下値を探る動きを見た後、大引けにかけ下げ幅を縮小、<底値圏で日足W型チャート>を描いて終った。午後に下げ渋ったのは、米経済紙電子メディアが「ブッシュ政権による4000億ドルの借り手保護策」を報じたことから、23日の米国株反発をにらんだ買い戻しが膨らんだようだ。33業種そろってマイナス展開が続いていたTOPIX業種別株価指数は結局、大引けでは8業種がプラスで引けた。値上がり組は、ディフェンシブストックの電気・ガス、情報・通信、医薬品、小売などと直近の値下り率上位だった不動産など。一方、値下り率上位は円高に伴う利益減少懸念の輸出関連株と商品市況安が嫌気された資源関連株や銀行など金融関連株が中心。

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◆注目の23日米国株は、前半高の後半安の荒っぽい展開から大引けにかけプラス幅を稼ごうとする強弱感が対立した展開が続き、ハイテク株の多いナスダック総合指数はプラスになりきれなかったもののNYダウは急反発で終った。円高ドル安は一段と進行、瞬間1ドル96円割れ場面さえみた。■23日、ソニー(6758)が発表した今09年3月期連結業績予想の減額修正は、売上高こそ前期比1%プラスを維持したものの、利益面は営業利益から純利益まで前期比6割弱の減益に修正。営業利益は従来予想4700億円を57%下回る前期比58%減の2000億円とした。7月時点の前提為替レートに比較し大幅に円高に修正、1ドル=100円前後(23日現在100円割れ水準)、1ユーロ=140円前後(同120円台前半水準)としたこと、及び、注目のエレクトロニクス分野の業績悪化により営業利益が約900億円減少したことなどが主因。一方、ゲーム分野、映画分野は為替要因を除けば7月想定の線で推移する見込みとしている。なお、同社は10月29日大引け後に中間決算を発表する予定。ここまでの相場下落で悪材料出尽くし感からソニーが反発に向かうか、あきらめて売りが膨らむかが注目されるところ。前者なら全般相場の反騰が、後者なら、輸出株中心に続落となる?・・。

◆直近相場は、想定外の方向に走ることが多く、捉えがたいが、<前日の日経平均日足が下ヒゲの長い小幅陰線かつW底をうった形>となったことやNYダウの反騰をうけ、24日の相場は、戻り待ちの売りはあるものの、買い戻しが先行する展開か。決算発表は週明け以降本格化するが、ここまでの相場大幅下落でどこまで業績悪を織り込んできたのか、さらに、業績悪化が進む条件が相場の壁となって現われるかが注目される。いずれにしても、日経平均はザラバ安値を更新しており、底入れしたとは断定できない。■先にも記したが、相場反発時は、「よく下げたものほどよく上がる」といわれる。銀行株など金融関連株や不動産株がその先頭を走るか。輸出関連株が為替の逆風下を買い先行の展開となるかがに注目。筆者期待のエプソン(6724)は一時1623円の上場来安値に売られたが、全般反発となれば、6日移動平均線(23日現在)の2004円水準まで瞬間戻しても不思議ない。一方、ここまで上昇基調が続いてきたセブン銀(8410・ジャス)などは利益確定売りが先行しやすい展開となりそうだが、これをこなすかが注目される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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