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2011/05/02

◆前日までの連休前半は3日間とも外出した。29日は毎年恒例の墓地礼拝とはるかに大山を見ながら緑の中の食事。30日は高齢の母ひとりが暮らす実家へ行き、1日は礼拝後、夕方から大学時代の映画仲間の一人で映像作品を手がける友人と会食・・と休み無しの出ずっぱり。幸い。あすから妻は1泊2日旅行。これをよいことにこの3日間は日がな1日、のんびりとごろ寝などしたいものだが・・。

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◆2日、5月初めの取引は大型連休の谷間だったが、日経平均は前週末比154円高の1万4円と3日連続で100円超上昇し1万円台を回復した。1万円台回復は東日本大震災の発生当日である3月11日以来のことだ。前週28日、29日の海外市場で、欧米株がそろって続伸し、NY金先物相場は連日で過去最高を更新、NY原油先物も続伸・・と商品市況も上昇。東京市場でも朝方から買いが先行した。そして、昼に、国際テロ組織アルカイダの中心人物ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害が報じられ、米シカゴ先物取引(GLOBEX)で米株価指数先物が強含み、NY原油先物価格が時間外で急落したことから、後場は、日経平均が1万円台を回復して発進し、大引けでも1万円台を守った。TOPIX全33業種中32が上げ、下げたのは鉱業1業種のみだった。前週末は31業種があげており、連日の強含みの相場だ。ただこの日は、明日からの3連休を控えているうえ、週末6日に米雇用統計の発表が控えているとあって、売買代金は1兆2300億円台の低水準にとどまった。当欄は、ここまで、総論弱気で記してきた。米国の超低金利をベースとした過剰流動性を背景に大量の投機・投資資金がその背景だと記してきた。やはり、かつての日本のように行き着くとこまで行かねば承知しないようだ。日本株は、4月相場では日経平均が200日移動平均線をなかなか抜けきれなかったが、月末だった前週末にようやく200日を回復し、52週線も回復した。そして、1万1133円にある中期相場を占う26週線に迫った。吹っ切れた格好になる可能性が高まってきた・・。

◆マクドナルド(2702)が、2083円をつけ4月20日の年初来高値を3円高だが更新。09年3月から中勢上昇基調が続くが、昨年12月高値2150円、08年12月のリーマン・ショック後高値2170円更新後に、一段上を目指す相場が現実化する!?●ショーボンド(1414)は3月にホールディングス化後高値2315円を付けた後は、三角保ち合いを形成中だが、煮詰まる日は遠くなさそうだ。コンクリート補修業トップであり、震災復興関連株。有利子負債はゼロのPER割安株だ。3月高値更新からもう一段上を狙いたい。●ホトニクス(6965)は証券時代に会社訪問して以来の筆者大好き銘柄のひとつ。3月中間決算発表は来週9日引け後の予定。会社側から大震災に被災したとの発表はなく、順調決算に期待。株価は13週線、26週線沿いの上昇基調が続いており、2月につけた3年ぶり高値3340円突破から08年以前の高値圏3900円台後半クリア、そして、4000円相場入りまで期待したい。●ハーモニック(6324)は精密制御減速装置が主力。小型品では世界トップシェアだ。3月に1対300の株式分割、売買単位を100株単位としたことで権利落ち後は売り優勢の展開が続いてきた。が、業容急拡大が続くここは、株価成長前夜と認識し、引き続き強気で臨もう。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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