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2013/02/28

◆2月末、日経平均は3日ぶりに大幅反発。前日比305円高の1万1559円で終了し、1月末比420円高となった。昨年8月から7カ月連続での上昇で、この間の上げ幅は2864円(32.9%)の大幅高だ。背景は、(1)総選挙で政局が懸念されたイタリアで27日に実施された国債入札が無難に終了した、(2)ユーロ圏の2月景況感指数が改善したことでユーロが上昇した。(3)米1月住宅統計も好調となり、バーナンキFRB議長は連日の議会証言で低金利が長期に続くとの見方を示した。そして、NYダウは連日で100ドル超の上げとなり25日の下げを大幅に上回る上げとなった。東京でも朝方から買いが先行、前日の失速とは逆に、次第高の展開となった。

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◆昼頃には、政府が日銀正副総裁の人事案を提示したとし金融緩和期待から不動産関連株や含み資産の多い土地持ち企業への物色人気が加速。円続落は輸出関連株物色人気に弾みを付けた。業種別株価指数は全33業種そろって上昇した。今月3度目のことだ。日経平均指数採用銘柄225の内94.2%の212銘柄が上昇(1部市場全体では85.3%の1451銘柄)したのは、直近、大幅に株価が上昇した銘柄からこの日の人気セクターや人気銘柄に乗り換えるネット投資家の力?あるいはヘッジファンドなど海外勢の動きか。ちなみに28日発表の2月18〜22日の週間投資部門別売買動向では、海外投資家は2249億円の買い越しで15週連続の買い越しとなった。昨年3月以降では、5〜9月の5カ月間は連続売り越しで計7532億円。10月から買い越しに転じ、12月には1.54兆円、1月1.23兆円も買い越しとなり、2月は発表された3週分までで5585億円の買い越し。今週も買い越しているようだが3カ月連続の1兆円台突破は?2月相場は外国人投資家とネット投資家の超短期信用取引による買い越しによって成立した?しかし、バタバタしてもダメ。自分得意の態勢でなければ?ほとんど負けてしまう・・。この日、日銀正副議長の人事案が提示されたから不動産関連株や含み資産株を買い上がったが、大丈夫?いやいや、とっくにこの日の内に手仕舞ったことだろう。

◆さて、前日にビックリさせてくれたプリマハム(2281)だが新たな買い材料があったわけではなさそうだ。が、手掛けるべき業績面の裏付けがあり、テクニカル面も上々だったことから、低位株とあって、勢い付いて動きだしたからネット投資家などが一斉に飛びついた、というところか。ここは落ち着き処をみてから動けばよい。■サイバーA(4751)は何度か当欄でテクニカル面を記してきたように、26週、52週線沿いの昨年夏からの右肩下がり相場を脱する必要がある。業績面では有賀泰夫食品・流通アナリストが記しているように、ファンコミ(2461)、インタースペース(2122)はスマホ向け広告売上高増を背景に収益好調が続いている一方、サイバーは「人、物、金の多くを既存事業からスマホにシフト」した結果、1月末になってようやく発表した今13年9月期連結経常利益予想は前期比42%減の100億円と大幅減益見通しだったと言えよう。しかし、この先、業績回復報道よりも株価は先に好転しているのではないかと思う。まず、52週線クリアを待とう。次に8日高値21.33万円クリアを、そして、最終的には11年7月高値30.6万円突破が本格的上昇相場スタートとなる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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