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2011/01/31

◆30日(日)、銀座教文館に出かけ予定の本2冊を大枚はたいて買い求めた。その後、4丁目の日産ショールームに立ち寄り、純粋EV(電気自動車)「リーフ」の展示車を覗いた。パンフレット片手に外に出たところ、4丁目交差点は今年初めての雪。ほんの数分だが風に舞って落ちてくる淡雪を見上げることができた。そして、なにかしらとても貴重な体験をした感動で満たされた!あの感覚はどこからきたのだろう・・。

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◆31日、1月末で2月第1週初めとなった東京株式市場で、日経平均は前週末比122円(1.2%)安の1万237円と続急落した。21日の今年安値を割り込み、1月の月足は3カ月ぶりの陰線で終った。30年に及ぶ独裁体制に対して反政府デモが続いていたエジプト情勢が緊迫化を増し、イスラム過激派の台頭やスエズ運河閉鎖懸念を背景に前週末28日の米国株が大幅反落。円はすべての主要通貨に対し上昇していた。この日の東京外為市場でも対ドルで続伸し、対ユーロで大幅続騰した。米国株式市場は過剰流動性と景気回復基調を背景とした企業業績好調に後押しされ、「いいとこ取り」相場を繰り返して、高みへと登ってきた。今回の、エジプトの政情不安は一息つくいいタイミングを迎えたと捉える声が米国はあるという。が、それで済むならば、世界にとってとても幸せなことだ。しかし、アラブ急伸派にさらに翻弄される時代に入っている可能性も大であり、引き続き「いいとこ取り」相場が続くとの保障は全くないとの指摘もあった。アジア市場では、中国・上海総合指数が1.3%の急騰で4日続伸したほかは、大半が1%前後急落した。

◆そんな相場のなか、当欄紹介銘柄では、大阪チタ(5726)が28日にチタン、ポリシリコンの増産、増販効果かから今11年3月期連結営業赤字幅が縮小する見通しだと発表。驚くばかりの増額ではなかった。しかし、続く、来12年3月期業績への期待感が膨らんだ結果の急騰劇といえよう。これもまた、09年11月安値から26週線沿いの上昇基調が続いており、年明け早々に09年春以来の上値ネックラインだった4000円台前半を突破したことで弾みが付いた。●メッセージ(2400)は続急落スタートも大引けでは上げに転じ24.82万円と前週末の高値に接近した。●サイバー(4751)は利益確定売りが出やすくなっており、手を出すには難があるが、ブログで株式情報を発信している証券時代の知友は「目先の波乱には目をつむって、やるっきゃない」と普段のやさしい性格が飛んでしまった格好でサイバーを押している。元は、医薬、食品関連のアナリストだったのだが、今では、ブログについても情報展開している。とはいえ、高所恐怖症の私はここからは、新規買いはロスカット価格を18万円割れに設定した後、最低単位で挑戦するしかできないが。

◆一方、マクドナルド(2702)は52週線などが下に控えており、2000円水準でもみ合う展開が続いている。引き続き、52週線に対しどう動くか目を離さないように留意したい。●またインフルエンザ関連株としても注目した栄研化(4549)はこの日3営業日ぶりに昨年来高値を更新した。週間で100円を超える大きな陽線を描いた後、「利食い売り」すべきか。じり高基調の間は、それほどリスクは高くない。怖いのは、米国株の急失速。  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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