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2008/10/14

◆週明け13日の世界同時大幅株高を受け、前週まで祝日休場を挟み10連敗となっていた"火曜日の日経平均株価"が、14.15%の過去最高の上昇率を記録した。指数構成225銘柄がすべて上昇し、1部市場全体で値下がり銘柄数はわずか25銘柄!(値上がりは1678銘柄)、日経平均の値上がり幅は1171円に及んだ。もっとも、前回上昇した時もきょうも月曜日が休日であり、火曜日は休み明けだった。そして、「週2日目が火曜日だった」時の"火曜日の日経平均株価"が上げたのは、5月27日まで遡らなければならない。となると、実に20週間目の"週2日目の火曜日"高の珍記録というか、理不尽な記録となった。次に、火曜日高となるのはいつ?

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◆10日のG7以降、欧州各国が相次いで、大規模公的資金注入などの金融安定化策を発表。米国では14日にも25兆円規模で資本を注入するとのメディア報道があるなど、金融危機に対し緊急総合対策を実施、<公的資金を投入し、銀行間の取引を保証、銀行の資金繰り不安緩和を急いだ>ことが、先週末までの暴落商状をいったん解放した。また、三菱UFJFG(8306)が米モルガン・スタンレーへの優先株による出資予定を1日早めて実施したことも、米市場に安心感をもたらしたという。

◆1987年の「ブラック・マンデー(10月20日)時の日経平均株価(2万1910円)は、その後、2日間で下げ幅に対し約90%戻した後、下げに転じ、5日目にいったん20日安値を割り込む。11月2日に2万3358円の戻り高値を記録したが、18日目の11月11日に2万513円まで下げ、ブラック・マンデー安値を6.4%下回りようやく底入れ。同年大納会に11月安値に急接近したところで87年相場を終え、翌年1月から89年末の過去最高値まで「債権大国」の相場は急騰を続けバブル化した。80年代前半の米国でレーガン大統領による規制緩和政策などの政策が良く、89年末以降も上昇基調を続けた米国株をよそに、日本は13年間に及ぶ「失われた日々」をたどっていくことになった。今も、日本及び日本株は行き先を見失った"根無し草"、さ迷い続ける。

◆さて、香港市場は13日の上昇率10.2%に対し14日は3.2%に、インドは7.4%高から1.5%高・・と上昇率が低下した。一方、前日3%高にとどまった韓国と下げた台湾の上昇率は5〜6%と高まった。■では、きょう、過去最高の上昇率を記録した日経平均の明日は?<ブラック・マンデー時より、はるかに日本の選択余地は乏しく、国力は落ち込んでいる>。きょうの上げはあくまで、前週の下落率の高さに買い戻しやリバウンド狙いの買いが流れ込んだ結果だ。ブラック・マンデー時には2日目に上ヒゲの長い陽線となり、3日から下げに転じた。しかし、今回は下落期間が当時に比べはるかに長かったこともあり、売り方の買い戻しが一巡するまでに時間がかかる可能性がある。さて、どうか・・。■入れ食い相場となれば、米国株と為替を見ながらの目先相場でやりくりするか!様子見かのどちらかだ。●200日線回復のウェザーN(4825)は点の天気ニュースを提供する新成長株として見直し買い。●靴卸で小売店展開のABCマート(2670)も今期経常最高益で25日線タッチ!中勢上値追いが続く。●CCC(4756)はストップ高比例配分で終了。200日線を割りこむことなく全値戻りを期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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