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2007/02/28

◆28日、世界同時株安の震源地だった上海総合指数は急反発した。が、欧州、米州と玉突き暴落を受け、アジア市場は(休場だった台湾と)中国を除き全15カ国市場とも大幅安となった。日本市場は、27日のNY外為市場で円が1ドル120円台から一気に117円台に急騰したことも足を引っ張った。また、この日の日経新聞朝刊一面で、「日興コーディアルが上場廃止へ」と報じ、日興コーディがストップ安となり、なお、ストップ安ウリ気配で315万株の売り物を残したことも悲観ムードをあおった。■NYダウは連日のように過去最高を更新するなど、世界の株式市場はいつ調整があっても不思議ない状況にあったことも下げ幅を拡大させた。問題は、世界株式市場だけでなく、各種国際商品市場 為替市場などに信用不安が広がらない限り、余震はあっても徐々に振幅は小さくなるとみてよい。

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◆(27日の朝の寄り付きで)新日鉄(5401)が日立(6501)の株価を上抜くという、まれに見る現象も、流れの変わる節目だったのか、それとも、本格的に新日鉄が日立を上抜く時代到来の合図だったのかは、これからの両社の動きにかかわること。本欄は、日本市場は依然、世界市場と比べれば出遅れ感が極めて強いと思っている。短期的には、勢いでここまで急騰してきた新日鉄。失速となれば、谷もまた深くなることは止むえないだろう。しかし、世界マネーがよほどの変調をきたさない限り、本欄は、世界的な鉄鋼市場勝ち抜け戦争は続き、新日鉄が復活する可能性は残されていると見ている。日立については、26日付けの本欄を参照していただきたい。つまり、「日立」と冠する上場企業は22ある。が、いずれも、「オンリー・ワン」企業ではない。日本のエレクトロニクス業界は80年代ほど強くはないと見てよい。つまり、日本のエレクトロニクス業界は、世界M&A戦争の草刈場となる可能性大であり、そういった意味で「思惑相場の主役」になる可能性も秘めている。

◆日清紡(3105)が東証1部値上がり銘柄33のなかに入り、1584円の90年2月以来の高値に買われた。直近高笑いが止まらない米投資ファンドのスティール・パートナーズが5%超取得したことが判明し、買いが広がった。本欄では、株式含み益に注目し推奨してきた。ようやく、含み資産に目を付けたファンドの登場で新しい評価が始まるか!■一方、土地がらみの含み資産株では、よみうりランド(9671)が、朝、80円安の704円で寄り付いた後、下げ幅を縮小した。結局3円高の787円とプラスとなった。注目すべきであろう。■東洋炭素(5310)は前場寄り付きに対しちょうど1000円高で終った。前日比では600円安の1万3040円だった。きょうのような全般暴落時しか「オンリーワン」企業を買うチャンスは生まれない。●本欄おなじみでは、ホンダ系部品メーカーのエイチワン(5989・JQ)だ、大きく突っ込んだところを待ち伏せ買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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