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2012/06/28

◆先に当欄で記したが、7月1日に母校の関西支部同窓会があり、64年春に高校を卒業してから、ほほ半世紀ぶりに母校のなつかしい人達に会うことになった。電話やメールで何人かと情報をやり取りして、恩師が亡くなっていたことや、山村の小学校にいた何人が出席することが判明。我が家のすぐ上の家に住んでいた先輩は奥様が闘病中ではあるが、会の幹事をしていることから出席するということがわかり、土曜日の無理のない時間に会うことにした。妻と一緒に行きたかったのだが、彼女は今月ソウルに長逗留したばかりとあって、二人の関西行は次回ということに。さて、どんな出会いが待っている・・?

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◆相場は見切り発車?東証1部市場でTOPIX業種別株価指数は全33業種そろって上昇した。28〜29日のEU財務相会議ではドイツの妥協を許さない緊縮維持一本やりに、会議は踊っても何も生まれなくてもしかたがない、とあきらめたのではないだろうが、27日の欧米株はそろって急反発した。発表された米景気指標が市場予想を上回ったことが材料と説明されても、ここまで売ってきたヘッジファンドが買い戻しを急いだとの説明には負けよう。出来高は増えたが、17億株台であり、売買代金は1兆円に41億円足した金額に過ぎない。相場がジリ高基調をたどり続けるには一段の出来高・売買代金増が不可欠だ。あるいは、EU首脳会議で別の難題が噴き出すか、スペイン、イタリアの国債利回りの上昇が急となれば、相場は木の葉のように吹き飛んでしまう可能性が大?■当欄紹介銘柄もまた、余儀なく波乱場面を迎える場面もありそう。ただ、外需よりも内需関連をメインとする線に変わりはない。この日、新たにピックアップしたのは日特エンジ(6145)(ジャスダック銘柄)。コイル製造自動巻き線機の世界最大手であり、スマホ拡大でコイル需要が急速に拡大していることを背景に改めて注目したもの。知友アナリストは、「携帯電話1台にコイルが10−15個使われる。スマホになると1台当たり100個前後使われており、コイルの需要が急速に拡大中だ。そのコイル製造に必要なのが小型巻線機であり、需要は拡大中。なかでも、小型自動巻線機に強いことから、スマホの拡大による恩恵は大だ」という。連結経常利益は前12年3月期にかけ2期連続で大幅に伸びたことから、今期は微増益の会社予想にある。予想PERは8倍台と無視された水準。ただ、株価は昨年2月から3度1300円台央の壁を崩せないでいる。しかし、09年3月に付けたリーマン・ショック後安値267円を基点とした超長期線である24カ月線沿いの上昇基調を刻んできた。きょう現在52週線を若干プラスかい離したばかりのここからウォッチングを開始。●25日号にも紹介のファンコミ(2461)は薄商いで下落、200日線に急接近した。この線を若干割ることは別にして、下値抵抗ライン化し、上値を試す相場に発展できるかどうかに注目しよう。●ショーボンド(1414)は一時2303円まで上昇し、昨年3月の東日本大震災直後に付けた新体制化後高値2315円にあと10円強に迫った。ただ、直近で大きく上げてきたことで利益確定売りに調整期入りの懸念が残る。利益確定売りも良しとする。●それにしてもここまでのコスモス薬品(3349)はよく上げた。08年10月に付けた上場来安値900円を基点に52週線沿いの上昇基調を刻み続けている。ゆったりとした相場だ、長期線への下げ待って買おう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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