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2010/06/29

◆日経平均は前日比123円安の9570円と3日続落、TOPIXは6日続落した。前場は買い戻しなどが先行し概ねプラス水準で推移したが、午後に、1ドル=88円台へと円高が進行、対ユーロでは108円台と1円以上円が急伸した。加えて、中国株が大幅安するなど主要アジア株がそろって1%超下げたことを受け、輸出関連株や資源・素材関連株、金融株など幅広く売りが膨らんでいった。日経平均は6月9日に付けた年初来安値(終値ベース)9439円(取引時間中では同日の9378円)を割り込む可能性が高くなってきた?■今週後半は、1日に日銀「短観」(6月調査)の発表が、そして、2日には米6月雇用統計の発表が予定されている。これを見てから動きたいとの思いが投資家にあるうえ、4月以降、景気後退懸念を背景に急ピッチで下げてきた中国・上海総合指数の動きも目先懸念材料に浮上、投資家は積極的なポジションを取れなくなっている。そんな状況下に、市場売買シェア65%前後を占める海外投資家の売り越し姿勢が続いていることも投資家気分を滅入らせる。市場筋推計による「外資系証券朝寄り付き前の成行き注文状況」は29日、売り注文株数が前日比300万株減の1830万株となったが、買い注文株数は420万株減の840万株にとどまり、差し引き990万株の6日連続売り越しだった。時価総額は289兆115億円と6日連続で減少し、今年最高だった4月27日の336兆411億円から14%、47兆円失った。

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◆内需不振が続くなか、外需の好調に支えられてきた日本の経済だが、米国景気の回復が峠を越えた感があり、中国では加熱する景気に対し政府の相次ぐ対応策で、景気への懸念から上海総合指数は5日続落し、14カ月ぶり安値に下げてきた。となれば、輸出関連株が目先頭打ちになるのもやむをえない。当欄は、ここまで輸出関連株もそれなりに取り上げてきたが、基本は、内需株だった。そして、メッセージ(2400)を初めとした介護関連株、日本調剤(3341)を初めとした調剤薬局プラス後発医薬品製造の後発薬関連株、そして、ABCマート(2670)、トリドール(3397)、マクドナルド(2702)など消費関連の勝ち組と目される銘柄群をピックアップしてきた。■例えば、メッセージは2月高値後も依然、高値圏で頑強ではあるが上値が徐々に切り下がっており、26週線が上値を抑える格好となっている。下に控える52週線沿いにじりじり上値を追う構えとなった時に、当欄は、再度、GOサインを発しようと思っている。上下どちらかに振れる日はそう遠くないとみており、ウォッチングを継続しよう。●また、ABCマートは1年半ぶり高値圏で踏ん張っている。13週線や26週線に下支えされた上昇基調が続いている限り、26週線接近場面から拾っていくのも面白い?●マクドナルドは26週線からそれなりにプラスかい離が拡大。結果、ここ3週間の下げは急となった。こつこつと積み上げた週足陽線を3週間で崩されたが、中勢上昇基調に変化はない。これも、26週線に突っ込んだ後、頑強展開を続けた時から「買い」で対応したい。●きのうの好決算発表を受け急伸したWNIウェザ(4825)はようやく企業成長が計算できる段階に入ってきた。名物創業者は5月に故人となってしまったが、「無常識」で気象を事業化した同社のウォッチングを開始しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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