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2012/01/06

◆昨年12月26日〜1月1日のビデオリサーチ調べ「関東地区」をもとに作成したテレビ視聴率ランキング20位までが6日付けの朝日新聞朝刊に掲載されていた。筆者が見た番組はといえば、NHKの「カーネーション」のみで、それ以外の「NHK紅白歌」や「行く年・・」、「年忘れ・・」、ニュースなどを含めほんの瞬間でも見た番組は皆無だった。映画、テレビドラマやアニメを中心に、紀行・散歩・自然シリーズ・・、音楽、絵画、建築・・、スポーツ番組・・などなど幅広いジャンルを視聴、VTRに始まりDVD、ブルーレイ・ディスク・・と続いてきた録画本数はどのくらいあるのか不明・・。それが、正統派正月番組となると、昔から見る気はまるで無かった。録画もしない。そして、以前に録画した(手に入らないものは購入した)映画やドラマをみることで正月のテレビ生活は終った。■それにしても、学生時代に安い録画装置があったらと悔やまれる。1960年代後半だから45年ほど前、VTRは高額とあって各テレビ局とも使い回していた。TBSのドラマ「七人の刑事」シリーズでは今野勉さんがフィルムで撮った「二人の銀座」が唯一残っている番組という惨状・・。NHKにいた和田勉さんの場合は、再放送時に自分でVTRに録画したものが少し残っており、今はDVDに移し替えて持っているものの、「芸術祭賞男」と呼ばれた勉さんが撮った作品に対してわずか過ぎる数が残っているのみ。NHKに嫌われた?勉さんの番組がアーカイブスで見ることができるか、チェックしなければ・・。

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◆さて、大発会上昇発進で始まった12年1月第1週相場だが、結局、続落し、日経平均は「週足陰線」の12年相場発進となった。イタリア、フランスとも国債入札で利回りは前回比上昇しており、政府・民間金融機関とも資金調達、債務危機脱出が甘いものではないことが示された。いずれにしても、「通貨統一」のみならず、「財政統合」に向けた動きが進展しない限り、「通貨ユーロ」維持は相当困難なものとなるということか。各国主要金融機関に余裕がなくなるリスクは高い。以前は、当欄でも記してきたように、米国株を横目に東京市場は連動する格好だったが、今は、ユーロ圏の動向が先導する格好となった?そして、輸出関連を回避し、大震災からの復興関連低位株や内需の一角を買う小さな相場を選択した?それでも、NYダウの上値を伺う格好のチャートが続くことが願われる。ユーロ安による欧州経済不安をよそに、足元米国経済は堅調で、独立独歩風だ。

◆マクドナルド(2702)は反発した。来週初めとみていた11年12月度既存店売上高発表が5日にあり、前年同月比5.0%増と好調だったことが好感された。11月の8.7%増に続く9月と同水準の11年度2位の高さ。10年12月度の伸び率が10年度最高水準でハードルは極めて高かったものの、予想外の高水準で着地したことは、「既存店運営が究めて順調に推移している証(あかし)」といえよう。配当権利落ち後のテクニカルな断層は厳しいものがあるが、引き続き注目する。●トリドール(3397)も反発した。6日公表の丸亀製麺の11年12月既存店売上高が前年同月比4.3%増と直近で最高の伸びとなり3カ月連続で前年同月以上だったことは注目されてよい。株価は11月以降、700円台前半でのボックス相場にあり、下から26週線が迫り株価を突き上げる可能性がある。ほぼ安値圏のここは打診買いからスタートすべきであろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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