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2007/07/25

◆日経新聞朝刊1面トップで三越(2779)と伊勢丹(8238)が「資本提携に向けた交渉に入る。経営統合も視野に」と報じられたのをみて、前日の米国株大幅安にも、東京市場の下げは先を案じるほど大きくはならない、との感触できょうの相場に臨んだ。しかも、24日、東芝(6502)傘下の米WHが中国政府と原子力発電4基(出力百万キロワット級)の建設契約をしたと伝わったうえ、日立(6501)が09年度の原子力発電事業は前06年度比23%増の1600億円を見込むと発表したこと、また、三菱重(7011)も、インドネシアの国営電力から、老朽化した火力発電所の再生をフルターンキー契約で受注したと発表。これを受け、一時27円高の905円まで買われ、1997年2月以来10年ぶりに900円台に乗せる場面があり、反発に転じた・・などと伝わり、原子力関連株が値上がり上位に並び、日本株急落を押しとどめた。そして、午後2時に発表された任天堂(7974)の1Q純利益が前年同期比5倍化、通期予想の増額を発表したことも全般に勇気を与えた。

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◆といっても、日経平均株価は143円安の1万7858円と6月27日以来の安値水準。朝の10時頃の値下がり銘柄数1430は大引け時点で1247に減ったくらいでほぼ全面安商状。が、日経平均は一時75日移動平均線を割り込んだものの、大引けではプラスかい離を回復し、それなりの抵抗を示した。アジア17市場の星取り表は7勝10敗と負け越し。ただ、下落率は日経平均が0.80%だったようにインド、香港とも1%未満と底堅かった。そして、中国の指標である上海・シンセンCSI300指数は最高値を更新した。2月末には米国から中国発世界同時株安が懸念されたが、今回は逆に、米国発世界同時株安が懸念された。 

◆さて、原子力関連株である。予想外だったのは、理想買いが現実買いに近づいたことが、関連銘柄の反発を大きくしたこと。三菱重、東芝とも伸長、なかでも上場来高値に買われたのは本欄注目株のトウアバルブ(6466・東2)だ。世界の主力PWR(加圧水型)原発用の高温・高圧バルブでトップであり、メンテナンスが好採算の同社株に対し、野村証券が新規に投資判断「2」(やや強気)で調査を開始したことが目先資金の買いを呼んだ。かつての新興プラン(6379)と同様の買い推奨の仕方であり、先行きが注目される。

◆日銀(8301)出資証券が16万円台の高値圏でしっかりの展開が続いている。本欄推奨含み資産関連株では●片倉(3001)が5月以降2200円を挟んだ高値もみあいが続いているが、●成長が続く立川市が拠点の立飛企業(8821・東2)は6300円と急伸。90年9月以来の高値だった05年12月高値6400円に急接近してきた。不動産・電鉄関連株が苦戦するなかの6カ月連続月足陽線だけに、スローながらじり高基調が引き続き期待できそうだ。●また、団塊世代の消費関連株と期待のゴルフ場運営PGGIH(2466)が7月の戻り高値を更新、200日線の13.6万円突破が見えてきた。まだまだ、強気で買いたい。■デンソー(6902)、JUKI(6440)、名村造船(7014・大)の強気継続。さらに、太陽電池製造装置関連のアルバック(6728)及び石井表記(6336)、東京製綱(5981)は見直し買いすべきか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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