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2012/04/06

◆4月第1週も後半となってようやく、最寄駅までの桜並木通りはずーと先の方まで薄ピンク色にかすんできた。深夜の帰り道は、自転車を押して桜を見上げつつゆっくり家に向かう。至福の時だ!高校時代まで住んでいた山村では、小学校高学年から高校まで、桜の花のトンネルを行き来し、学校に通っていた。しかし、今や、残る家も人もわずかという。当然、桜の管理は難しく、「桜三里」という言葉は残っているものの、風景はいかに?老いて心は田舎の風景の中をさまようばかり。国道の下、谷底に川が流れ、延々と続く桜のトンネルがあったから、私の好きなカトリヤンマなどトンボやセミ、ホタル、タマムシがいて、カブトムシ、クワガタ・・など昆虫がたくさんいた。が、今は・・?

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◆現在の我が家のすぐそばにある商店街は世代交代がうまくいかなかったり、商売が厳しくて・・非商店化が進んでいる。が、今週末は久々に桜の満開とぴったり重なったことから久々に活気付こう。いつもの床屋の兄さんは張り切っていそうだ!

◆さて、4月第1週末、日経平均は4日続落。9688円引け。前週3月27日には1万255円の高値引けで、大震災発生当日の昨年3月11日終値を1円だが上回ったのだが・・。スペイン、イタリアの国債利回りが上昇し、ギリシャも選挙を控え先行き不透明感が強く、欧州債務懸念は、いたずらにファイアーウォールを積み上げても一気に解決に向かって走ることはできない。超金融緩和、過剰流動性頼みのマーケットは幻と消える?3月に年初来高値を付けた後は、8日間の取引のうち1日26円高したのみの続落商状で、週足は大幅陰線を引いて終了。

◆幸い、当欄注目内需関連株の一角で足元堅調展開が続いているものもある。●マクドナルド(2702)はしっかり2200円台高値圏で終了、●コスモス薬品(3349)は2月20日の週から7週連続で週足陽線を引き、きょうは4330円まで上昇、06年1月第1週来6年3カ月ぶり高値を付けた。●トリドール(3397)は1079円と昨秋の株式分割落ち後高値を更新。●埼玉を中心に北関東にも展開する中堅スーパーとあって市場評価は低いまま放置されてきたのはベルク(9974)だが、きょうは反落も、1月に付けた07年11月以来の高値1271円から50円下に踏みとどまり、13週線、26週線上の上昇基調を刻んでいる。●WNIウェザ(4825)は2460円高値引け、昨秋は2600円台に阻まれたが、引き続きウォチングを継続しよう。また、●東急(9005)は4日に376円まで見たが、380円台で終了。380〜360円台が本当に下値岩盤なのかはここから試すしかない。3月に418円まで買われたことで上値に取り残された買い玉がいつどう動くのかがポイント。が、こうなれば、決算発表期にあわてて動かず時を待つ?いや、損が少なければいったん売り場を探すべであろう。

◆そして、ここまで、強気してきた上記銘柄など内需関連株だが、円安方向に急転換した場合は、輸出関連への物色人気が高まり、利益確定のターゲットとなる可能性が高いことから、いつでも売る準備をして臨むべきであろう。ゆっくりとした上昇基調を刻んでいる、業績、話題性でポイントのある銘柄を引き続きピックアップして注目していこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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