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2007/01/23

◆22日の米株式相場はハイテク企業決算悪を嫌気し大幅下落した。これを受けたアジア・太平洋17カ国・地域主要株式指数は、日本を除き7勝9敗と大きく負けこまなかった。日本市場では、日経平均は小反落したがTOPIXはわずかではあるが続伸し、新興市場でもマザーズ、ヘラクレス指数がいずれも値下がり銘柄数が100を超え続落したが、ジャスダック平均は8日続伸・・とまちまちの動きとなった。ジャスダック出来高上位は前日に続き2ケタ銘柄が上位を占めたが、前日と違って大半が値下がりで終った。一方、1部出来高上位は新日鉄(5401)が昨年大納会の高値を更新したことから物色の輪が広がった鉄鋼、造船株などが上位に並び、いずれも値上がりした。もっとも、1部市場の値上がり上位は、急騰後急反落していた日本橋(5912)をはじめとした談合がらみの橋梁株が食い込むなど値動きのよさが最大の手がかり材料といった銘柄が結構多かった。なかで注目すべきは(いまさらではあるが)、3日ぶりに急反騰した半導体向け特殊炭素で世界トップの東洋炭素(5310)。昨年3月に株式上場したばかり。初値が5500円で6月にW底を入れた後、本格的な上昇相場入り。期中増額修正を背景に12月以降上昇ピッチが加速している。昨年9月にかけ中期大幅上昇相場を演じた住友チタ(5726)並み相場に発展する可能性が高いとみる。

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◆さて、天晴れというべきか、新日鉄こそ!きょう、昨年大納会に付けた高値691円をあっさり上抜いてしまい、兜町の古老をびっくりさせた。本欄で見ると、大納会号では、「問題は新年、年明けの動き。本欄は警戒を強め、ここからは吹き値売りを推奨する」とした。急落発進した後の大発会号は、「来週初め、そして3週間目までの動きには注意したい。明日は知らん顔して急反発なんてこともあり得るが・・」とし、翌5日号には、「2週あるいは3週連続日経平均下落となった場合は、中期的な相場展望の悪化も想定に入れておかねばならない」と指摘した。しかし、2週目は620円台で頑強な展開で推移し、太平工(1819)や大平金(5541)など群団銘柄が先鋒、先駆けとなり高値を更新した後、新日鉄が一気にやってきた。ちなみに、外資系証券が19日付レポートで新日鉄の投資判断を「買い2」で強気し、目標株価をそれまでの600円から760円に引き上げたことを手がかり材料視する声が聞かれた。相場全般は高値波乱があっても不思議ない格好となっているが、コア30銘柄主導の相場に戻るか?

◆前日号では、岡谷鋼機(7485・名)と豊田創業本家・豊田織機(6201)を株式含み益に注目し大幅高期待するとしたが、この日4カ月半ぶりに1300円台を回復した紡績老舗の日清紡(3105)もまた、株式含み益の大きさから見逃すことはできない。同社の06年3月期末の保有株式数合計は1億609万株、貸借対照表計上額は1609億円に上る!ちなみにトヨタ自株式は570万株保有し、炭素繊維大手の邦テナックス(3403)株式は1417万株保有している。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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