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2008/08/27

◆27日、ロシアMICEX指数が一時1264.57ポイントまで下げ、1300ポイントを大きく割り込み年初来安値を更新した。5月に1950ポイントを超え、昨年12月上旬につけた過去最高値に対する2番天井を付けた後、下げに転じたもの。26日にプーチン首相がグルジア領土内にある2地域を、独立国として承認したことが欧米との軋轢をうむなど、欧米投資家が投資資金を引き上げているもの。ロシア大統領はテレビで2国の独立を後追い発表したが、何の権限も持てない大統領?として顔は冴えないままだった。

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◆米国で相次ぎ発表された住宅関連株統計は、厳しいものがあった。が、どうやら株価は踏みとどまったようだ。もっとも、東京市場は27日も日経平均株価の値動きは小幅にとどまるなど、方向感の乏しい展開が続いた。薄商い(出来高13.45億株、売買代金1.34兆円)が続き、4日連続で今年最低を記録した。国内外の先行き景気の不透明感にくわえ、(G8に祭り上げたものの暴力的手法は変わらないロシアと)グルジアを巡る国際紛争リスク。主力株は動きにくい状況が続いている。

◆東証1部で値上がり率ランキング上位に並ぶのは思惑材料株。●「鳥インフルエンザ」関連株のダイワボウ(3107)が6位、●太陽電池関連の屋根材屋の三晃金(1972)は7位。●8位は、8日に発表した1Q決算で連結経常損益が黒字転換し、上期経常利益を大幅増額修正した鬼怒ゴム(5196)。単に思惑人気のみの場合は人気持続の長期化は困難だが、業績好調に加え、6月には26週移動平均線が52週線を上抜く中長期ゴールデン・クロス(GC)が示現、騰勢を強めてきたのは強みとなる。

◆そして、9位に食い込んだのがサミット前の太陽電池関連株人気時に、当欄も注目株とした東京製綱(5981)だ。太陽電池向けシリコン結晶切断用ワイヤソーを手がけ、鬼怒ゴムと同じように今期業績好調で、7月に26週線が52週線を上抜くGCを示現。上位基調を鮮明化させている。8月安値時には26週線が下支えし、その後、上げに転じたもの。信用倍率は1.51倍と厚い。「十把ひとからげ」で見ないで、個別銘柄としての魅力に注目すべきであろう。

◆日本曹達(4041)が急騰し、6週連続陽線で年初来高値を更新。22日現在の信用倍率は0.21倍と大幅売り長となっており、手がかり難のなかでは、短期資金が流入しやすくなっている。28日には75日線が200日線を上抜くGCが示現し、相場の先高を鮮明化させる。同社もまた、1Q決算で経常利益が中間期予想を超過達成している。

◆クラリオン(6796)は、一時146円まで下げ、年初来安値を更新した。業績の低進捗率に加え、10月に日経平均株価指数採用銘柄の入れ替えが予定されているが、9月10日前後に新規採用銘柄、除外銘柄が発表される予定だ。クラリオンは昨年、除外候補銘柄として9月10日には137円まで下げた経緯があり、熊谷組(1861)とともに今回も売られているもの。昨年は「除外なし」となり、12月には318円まで戻した。今回も同じ動きになるか、それとも、削除されてしまうのか注目されるところだ。なお、各証券レポートでの削除候補トップは熊谷組となっている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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