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2006/07/13

◆調整期とはこんなもの、というような方向感のない展開が続いている。ハイテク株は、前日は韓国液晶パネル大手が設備投資額を減額修正したことが嫌気され売られた。きょうは12日の米国で、4〜6月期決算発表の本格化を前にアナリストがパソコン大手のデルやアップルの業績見通しを減額修正したことから米国株が急反落、これを嫌気した売りが先行した。平均株価は3日続落し、ジャスダックなど新興市場の指数は7日続落とさらに深刻。IT関連株の象徴であるソフトバンク(9984)が昨年12月に株式分割落ちした後の最安値を更新し新興市場が悲鳴を上げる、そんなパターンがきょうも見られた。昨夏から1月にかけて大回転していた投資マネーが高値でシコリを抱えたまま逆噴射しているのだ。きょう発表された6月の外国人投資家動向は5月の5039億円の売り越しに続き1776億円の売り越しとなった。一方、原油先物価格、金先物、非鉄相場は高騰。世界の投資マネーがとどまっている。日本では北朝鮮問題が地政学リスクだが、イスラエルやイラン問題はさらに大きな地政学リスクとして国際商品を突き上げているのだ。

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◆ただ、あす日銀金融政策決定会合の後、午後3時を過ぎたころには、「ゼロ金利政策」が解除され、公定歩合などが引き上げられる。2月の福井日銀総裁の「量的緩和解除」発言から始まった金融政策の転換劇の第2幕が終った。昨年暮れからのひとつの宿題が解決したのだ。「金利のある時代」へ復帰したことは、悪材料出尽くしともいえる。次は、再来週から本格化する第1四半期(4〜6月期)決算の発表が課題。アナリストの増額修正企業が予想値に近い通期予想を打ち出すかが微妙なのだ。例えば、7月11日付の日経金融新聞でアナリスト(4社以上の)予想と会社予想のカイ離率が59.5%でトップの住友鉱(5713)は、前者予想連結経常利益1276億円に対し会社予想は800億円にとどまる。となると、例え同社が第1四半期発表時に通期予想を1000億円に増額修正したとしても、失望売りが優勢となる可能性が高い。モルガン・スタンレー証券では「経常利益は会社予想を6割上回るが市況高騰は株価に織り込み済み、資源プロジェクトが始動していることに着目し目標株価は1800円」としているが、さてどうか・・。

◆日製綱(5631)は75日線が目先の上値ネックラインとなり下げに転じているが、下値はきょう現在669円にある200日移動平均線が支えている。押し目を拾いたい。ポイントは、米ブッシュ大統領に続き英政府が原発新設にGOサインを出したこと。原子炉圧力容器や蒸気発生器などの原発用一次系部材で世界シェアの約8割を占め、ローターシャフトなどの2次系部材も手掛けている同社に思惑相場が発生する可能性が大である。ちなみに、同社過去4年間の年平均受注額は60億円で、今3月期は70億円レベル、中期的には100億円規模が期待されるという。高採算であり、利益寄与度は小さくない。■日水(1332)はチャートが煮詰まっており、610円台乗せから急騰シーンを期待する。●新鮮味では昨年11月高値59万4000円を突破した時のNTT(9432)だろう。04年4月高値63万4000円奪還から上値を追う展開が予想されるが、さてどうか。同社株の信用取組が1.06倍なんて魅力的すぎる!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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