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2006/12/07

◆東証1部市場値上がり率ランキングトップは高田機工(5923)だった。なぜ?同社は、結果的に明星食品(2900・東)と日清食品(2897)の合併アシスト役となった格好の敵対的M&A(企業の合併・買収)でいま話題の米投資ファンド、スティール・パートナーズが大株主だ。前日まで11連騰していたが、6日付の大量保有報告書で、持ち株比率が17.63%、394万株強と前回発表に比べ1%上昇していたことから個人投資家など短期資金の買いが先行した。業績?もちろん厳しい。橋梁談合事件に伴う行政処分で今3月期も大幅減収最終赤字見通しにある。これで3期連続の最終赤字だ。投資ファンドが当初買ったのは、04年3月期末の1株純資産が1240円あり、12円配当を継続しているにもかかわらず株価が400円台と割安感が強かったため。増配要求も用意していたはず。それが、3期連続の最終赤字となり、今期は2期連続減配の5円配当見通しとなった。■米ファンドは明星食品と日清食品こそうまくいきそうだが、今期の運用成績は芳しいものではないといわれる。高田機工はきょうで12連騰だが、出来高は13万株にすぎない。前日までは2万株未満の薄商いだ。当然、ファンドが市場で短期間に売り抜けるのは困難。明星食品と違って今度はホワイトナイトは表れないはず。目先狙いで買いあがった投資家はどうする?同ファンドは当然、局面打開に向けほかの保有銘柄に何らかの働きかけをするだろうが・・。

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◆来年5月から海外投資家による日本企業買いに「三角合併」が可能となる。敵対的なM&Aが増える。今年、1970年代に香港投資家によって大量買いされたことのある王子紙(3861)が今度は、国内大手企業として初めて国内同業者に敵対的なM&Aを仕掛けた。ということは、これまで以上に敵対的TOBがしやすくなっていること。内外入り乱れてのTOB合戦が始まり、市場は活気付きそうだ!?

◆さて、この日は週末の先物・オプションのSQ(特別清算値)算出を控え、先物買いが先行。新日鉄(5401)やトヨタ(7203)、キヤノン(7751)など主力株が日経平均を押し上げた。日経平均は10月24日につけた目先の上値ポイント1万6901円にあと350円強に迫った。が、11月下旬の当面の最悪期を乗り越えた今、一息ついた後、上抜くことは難しくなさそうだ。個別・セクター別では、来春高を想定して、月足で見れば、三菱UFJFG(8306)など大手銀行株や三菱商事(8058)など商社株が新たな上昇波動入りあるいは回帰は可能だ。■楽天(4755・ジャス)はきのうとは逆で、前々日同様に朝の20分で勝負は終り、引けにかけ下げ幅を拡大する展開となった。

◆前号紹介の本欄注目株でホンダ系部品メーカーのエイチワン(5989・ジャス)が52週線に下支えられきょうの高値1700円で終った。あわてず押し目、押し目を拾っていこう。●岡谷鋼機(7485・名)は12カ月線が上値を抑えているが、24カ月線が下支えしつつ下値を切り上げている。中期買いに絶好の株価水準といえよう。●アジアでの収益拡大計画が期待できるのはサカタインク(4633)だ。75日線、200日線は604円にある。これを上抜いた後、来春高に向かう長征が始まる!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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