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2010/03/01

◆月替わりであり週替わりでもある東京株式市場で、日経平均は前週末比46円高の1万172円と続伸した。前週末26日の海外市場では円は主要通貨に対し値上りしたが、週明けの東京外為市場で円安となったうえ、前週末発表の米10−12月期GDP改定値が市場予想を上回ったこともあり輸出株が上げ、銀行の業界判断引き上げを受け金融が上昇し、前週末の海外金属・資源高に、27日未明に世界最大の銅生産国チリで大地震が発生したことが重なり非鉄・資源株が上昇した。ただ、市場筋推計による「外資系証券朝寄り付き前の成行き注文状況」では、買い注文株数が1550万株に減少する一方、売り注文株数は2390万株と増加し、差し引き840万株の2日連続売り越しとなった。また、出来高は14.8億万株、売買代金もまた9829億円とともに連日で減少し、2月16日以来の15億株割れ、1兆円割れ・・と薄商いに終った。底堅かったのはやはりアジアを含めた海外株式市場が堅調なことが背景か。

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◆前週末の海外市場で金融株が英バークレイズ証券の買い推奨に上昇したうえ、JPモルガン証券が邦銀の業界判断を「やや強気」に引き上げたことを手掛かりに金融・不動産関連株が人気化した。あわてて、買う必要はないとみる。が、ウォッチングは開始すべきか。やはり、既に、資本増強に向けた増資が完了している三菱UFJ(8306)と三井住友FG(8316)の動きがポイントとなる。両社株ともあわてる必要がないのは。上値は重く、切り下がっていることが主因。もっとも、UFJは昨秋来、450円台から下値で抵抗を見せている。が、1月高値506円から昨年11月高値523円を突破してはじめて、「買い」対象となる。一方、三井住友は2900円を中心としたもみ合う展開が続いており、1月の戻り高値3160円突破から昨秋の崖っぷち3200円台安定が買いの第1条件とみている。もっとも、両社株が堅調相場になる環境は?といえば、そう簡単に、カネ太鼓叩いて上昇ピッチを刻む状況かには疑問が残るが・・。

◆好人気は新興市場の一角。東証マザーズ指数などは上昇ピッチを加速して6日続伸した。ネット関連株の好人気が続いており、サイバーA(4751)が高値引けで2月3日の直近高値に急接近した。昨年2月の上場来安値3万6500円を基点に75日線、13週線沿いにほぼ一本調子で上昇。昨年12月22日に昨年来高値17万4500円をつけた。その後は、16万円を挟み高値圏でもみ合う相場が続いているものの、下値は1月12日安値時の14万5700円に対し2月16日安値は14万7000円と持ちこたえ、昨春以来の上昇基調から、昨年12月高値を取りにいく構えにある。今10年9月期連結業績はブログを中核としたアメーバ事業の課金収入が拡大し、FXも好調見通しにある。減収ながら、営業利益は前期比34%増の60億円と大幅回復予想で、過去最高益を更新する見通しだ。3月上旬に予定のアメーバピグ海外版が成功すれば、国内で展開しているアメーバピグ以上の収益インパクトがあるとの見方がる。アメーバピグモバイル版でも、モバイル分野での収益増が期待できるとしていていた。上下どちらに放れるか微妙な動きが続いてきたが、どうやら、昨年12月高値更新をうかがう動きに傾き始めたとみるべきか・・。打診買いは必ず、ロスカット価格を決めてから!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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