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2006/07/06

◆平均株価が続急落し5日振りに200日移動平均線を割り込んだ。前日、北朝鮮(北韓)が日本海に向け発射したミサイルは、一段目だけが飛んだデコボンではなくテポドン2号を含む7発だったという。中東にはイランの核問題及びイスラエルとパレスチナ・ハマス政権との衝突が地政学リスクとして高まっており、5日の米国株式市場は、おまけに利上げ懸念が火種として投資家心理を揺さぶり、下落した。NY原油先物価格は商いの中心である8月限が一時1バレル75.40ドルまで買われ4月につけた過去最高を更新したのだ。しかし、フィラデルフィア石油株指数は反落で終った。東京市場でも、通常なら原油高を背景に石油開発関連株、プラント関連株、石油大手元売株、商社株・・が買われるはずなのに、高かったのは6日続伸の石油資源開発(1662)と3日ぶりに反発したわが新興プラン(6379)と三井物産(8031)のわずか3銘柄のみ。そして東証1部市場値下がり銘柄数は1291に達した。平均株価が6月14日の安値から7月4日の戻り高値まで1665円、4月7日の中勢2段上げ相場の天井から6月安値までの下げ幅に対し47.3%戻したことから、自律反発相場の相当部分が出たとの見方も広がり、買い方は一段と様子見気分を高めてしまったようだ。また、金曜日の米国株が雇用統計発表を受けどうころぶか分からないことから、例え、今夜の米国株が堅調だったとしても、あすの東京市場は後場に入り様子見気分が一段と強まる可能性がある。 

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◆東京市場でも、政府がゼロ金利早期解除を認めるとの見方が広がっており、借入金が多いとして不動産株の下げが急だし、貸出金の上限金利が原則20%への引き下げで決着しそうだと伝えられた消費者金融株やクレジット、信販株が連日の大幅下落で年初来安値更新銘柄が続出し、ノンバンク株指数がTOPIX業種別値下がりでトップとなった。株価の底入れを判断する上での問題点は、消費者金融各社が上限金利20%限度の適用で収益構造となるのかが読めないことだ。●旧日本信販であるUFJニコス(8583)はきょう一時82円安の832円まで売られ、昨年12月28日につけた90年2月以来の高値1585円の半分以下になる日が迫っている。本欄では、目先混乱あっても、02年11月の上場来安値70円を大底とし、04年10月安値302円を2番底とする上昇第2波動が終り、調整波動に入っているもので、上限金利が決定された段階から中勢上昇第3波動が始まるとみている。

◆本欄注目の岡谷鋼機(7485・名)は先週安値1362円からきょうは1499円まで反発した。引き続き2400円奪回の相場にあわてず同伴したい。●日水(1332)はファイナンスが嫌気され軟調展開が続くマルハG本社(1334)を横目にジリ高基調が続きそうだ。●不動産コンサルティングや不動産ファンドの運営を手掛けるパシフィックマネジメント(8902)は前日紹介したとおり来週13日に中間決算の発表を予定しており14日には1月17日の信用高値期日が到来する。株価は既に金利上昇などの懸念要因は織り込み済みだ。三角持ちあい上放れに期待しここから中期買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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