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2014/12/24

◆日経平均株価は祝日前の終値比219円23円高の1万7854円23銭と5日続伸し8日に付けた年初来高値にあと81円41銭と迫って終了。3年連続大納会高値に向かって進行中だ。23日のNYダウは7-9月期GDP統計確報値が予想以上に上方修正されたことを受け初めて1万8000ドル台に乗せて終了。東京外為市場で円が対ドルで120円台と5日続落し9日取引時間中以来の安値水準となり、内需・外需株を中心に幅広く買いが広がった。日経平均銘柄では5日連続で、全体では4日連続で値上がり銘柄数が上回りかつ1172と値下がり数の倍超を数えた。騰落レシオは10.8ポイント高の112.0と反発に転じ19日以来の110ポイント台を回復となった。 業種別株価指数は28業種が上げ、5業種が下げたのみで、大幅かつ5日連続で値上がり業種数が勝った。値上がり上位となったのは内需関連と輸出関連業種で、4日連続値上がり率上位にあった資源関連の一角や証券、不動産関連の5業種は下げた。個別銘柄での年初来高値更新銘柄数は47増の127と増加し、18日(247銘柄)以来の高水準となった。一方、安値更新銘柄は1減の9と2日ぶりに1ケタ台にとどまった。 値上がり率1位は水産・農林業で1.99%の続急伸、2位陸運、3位は円安に後押しされた輸出関連から輸送用機器が1.71%の急反発(7位その他製造、8位は電気機器)、4位化学1.70%、5位はANAHD(9202)高が効いた空運で1.48%高。一方、値下がり率1位は石油・石炭で1.12%安、2位鉱業0.82%と休日前の大幅高の反動安となった格好。3位不動産0.40%、4位証券・商品先物0.34%、5位海運0.06%の反落。

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◆当欄注目株でもあるサイバダイン(7779)が314円高の3170円と急反発し今月2日以来の高値で終了した。前週、新春のテレビ東京「カンブリア宮殿」放映予告があった。「医療の未来を切り拓く挑戦者たちスペシャル」として同社CEOの山海嘉之氏と東海メディカル会長筒井 宣政氏が登場することが話題となったもよう。予告では、「世界に誇るニッポンの得意分野の一つが“医療”。日進月歩で様々な医療器具や技術が生み出されている。そんな中、大手だけでなく、ベンチャー企業も独自の技術力・発想力で新しい境地を切り拓いている。 脊椎損傷などで麻痺が残った人に、再び歩けるという希望を与える“ロボットスーツ”を開発した大学教授。さらに心臓病の娘を救うべく立ち上がり、一から作りあげた医療器具で8万人の人を救ってきた町工場の経営者。彼らに共通するのは、その技術力は然ることながら、「一人でも多くの人の役に立ちたい」という“揺るぎなき信念”だ。2015年初回の放送は、医療の未来を切り拓く、熱き挑戦者たちの姿を描く」、というもの。この日、サイバダインの出来高は660万株と膨らみ1100万株超となった10月1日以来の高水準。そして、3304円にある200日移動平均線や3200円台の52週に急接近。明日から短期資金がどう動くか?移動平均線が上値ネックラインとなるか、再び、個人投資家の短期資金流入で長期線をクリアし上値を追う格好になるか?新年にかけての動きが注目される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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