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2013/06/28

◆久々によく上げた!と声が出た。前日は大幅高も吹っ切れた感じはなかったが、この日はすなおによく上がったといえた。きっかけは、実は、19日のバーナンキ米FRB議長が第3次量的緩和策(QE3)の終焉をしたこと。「経済の改善が続けば」年内から証券買いいれペースの縮小を開始、来年半ばに終了すると発表したのだ。これに反応して19日から金利が大幅上昇し株式・債券市場は波乱に突入。中国経済への懸念が高まったことも重なり、今週前半まで世界の金融・株式市場は厳しい状況となった。■フォローしたのは米地方連銀の総裁たち。ダドリーNY連銀総裁は27日「労働市場の状況と経済成長がFOMCの予想よりも良くない場合、金融の量的緩和は長期間続く可能性がある」と指摘したが、バーナンキ議長の発言を言い換えたものであり、格段変わったことを言っている訳ではない。なお、共産党支配の中国の経済が懸念材料であることに変わりはないが、米国経済がヤマを越えれば、世界経済がさらに一段も二段も落ち込んでいくシナリオは考えにくい。

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◆では、日本は、先の東京都議会選挙で圧勝した自民党は、7月の参院選挙でも大勝しようが、せっかく、良い調子でスタートした「アベノミクス」は筆者が揶揄した「安倍のミクス」と化し、「第3の戦略」を発表したものの、その後は、マーケットですっかり耳にしなくなってしまった・・。昨年11月の「棚からぼた餅」的首相就任から半年間で株価は大きく育った。が、米QE3終焉コース発表後は、「アベノミクス」は押入れに突っ込まれたまま・・。首相の巻き返しに期待したいが、さて、どうか・・。この日、業種別株価指数で値上がり率上位となったのは、連日でトップとなったのは不動産で大幅続伸、2位も含み資産関連株として春相場で人気化した倉庫・運輸、3位その他金融も同様でいずれも5位内入りし、4位は銀行だった。■前日は道路・建設セクターがチャート面でも好展開中として紹介したが、電鉄・不動産など含み資産関連企業が4〜5月天井からどう、上値にトライするか、リバウンド狙いできるかチェック。まず、含み資産関連として先に紹介した片倉工(3001)、金融相場を彩るとしてきた日銀(8301)は、前社は4週連続で26週を下値ネックラインとして、上値をうかがう構えにある。日銀は4週連続で26週線割れとなっており、手を出しにくい状況にある。再び、26週線を上抜いて終了した週からGOサインが出たと見てよい。電鉄では東急(9005)が4週間ぶりに26週線を回復して終了した。来週以降の26週線沿い上昇基調復帰ならば、「GO」としたい。不動産では、少し引いて東京建物(8804)はどうか。26週線へのプラスかい離では同社が既にプラスかい離を回復済みで、先頭ランナーとなっている。■そして、今は投資家全てがボロ株との認識から一歩も出ていないことから、下げは急となるのが、当欄本年注目株のプリマハム(2281)。5月7日に付けた1997年1月以来の高値294円から、一本調子の下げとなり、6月26日には2月27日以来4カ月ぶり安値の178円まで続落した。再度、投資機会を迎えたと期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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