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2006/05/12

◆史上最高値に迫っていたNYダウが急反落し、東京外為市場では1ドル=109円台へと円高が進展。思いがけなく慎重な企業の今3月期業績見通しに行き惑っていた東京市場は利益確定売りや損を覚悟の処分売りで膨れ上がった。平均株価は400円を超える大幅下落となり、一時3月下旬以来の1万6500円台割れをみた。■新興市場もまた引けにかけ下げ幅が縮小したものの、薄商いのなか、一時は値上がり銘柄数が10数銘柄(大証ヘラクレス)、20数銘柄(東証マザーズ)まで縮小するほぼ全面安商状となった。野村証券では近くネット専門証券をスタートさせる。そして、新たな株式委託手数料引下げ競争が始まった。投資家にとって株式委託手数料は重要関心事だ。しかし、いくら手数料の安さが魅力であったとしても、昨年8月以降の「儲けやすい市場」と違い、大相場を終えた後、調整色が強まった1月中旬の「ライブドアショック」以降の「軟調展開が続く儲けにくい市場」を敬遠するのは当然。ネット証券全体の口座設定の増加件数は2月にピークを打ったあと、3月、4月と減ってきた。これが増加に転じた時は相場が活況を取り戻した時ということになりそうだ。通常だと3〜4カ月の調整で上値を見据える格好になるのだが、1月高値までの上昇ピッチの速さと上昇率の高さからみて6カ月超の時間が必要となる。

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◆平均株価は4月の直近戻り高値から1000円を超える下げとなったことから、かなりの悪材料を織り込だといえる。2月、3月に続き平均株価を下支えしてきた75日線をきょう一時割り込む場面があった。引けではプラスカイ離を回復したが、週明けの相場で75日線が強力な下値差ポーラインとなるかについては重要な関心事として注目してほしい。本欄では、12日も米国株が下落し、<週明け月曜日の東京市場で、朝の寄り付き前後に売り物が先行すれば、引けにかけて反発に転じる>可能性が高いとみているが、さて・・!?

◆原油高ながら商社株に売りが先行した。なかでも91年4月以来15年ぶり高値圏で前日比変わらずで終ったのは丸紅(8002)。史上最高値を大幅に上抜いた三菱商(8058)、三井物(8031)に比べいかにも上昇余地が大きそうだ。引き続き、資源関連の出遅れ・PER割安銘柄として丸紅に注目したい。■本欄中長期推奨株の東急(9005)が4月24日の直近安値を下回り75日移動平均線を一時割り込んだ。75日線の下には700円に接近してきた200日移動平均線がある。全般相場が極端な不振に落ちいらない限り、2〜3月同様に75日線を少々割り込んだとしても心配は無用であろう。■また、トヨタ株629万株、新日鉄株1911万株弱を初め1億株近い投資目的の保有株を有する本欄中期買い推奨銘柄の岡谷鋼機(7485・名)は4月下旬に続き下値の大動脈である200日線に迫ってきた。ここから200日線に対しどういう動きを見せるのか注目したい。■そして、土地の含みに注目し昨年の本欄注目株とした片倉(3001)がきょう逆行高し、26週線を上抜くとともに全週足移動平均を上抜いた。これは2月上旬以来のこと。3月に52週線を瞬間割った後、下値を切り上げてきた強い動きの延長線上にあり、週明け追撃買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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