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2005/12/19

◆平均株価は、事業展開に魅力が増したソフトバンク(9984)やハイテク株が堅調展開となり、先物主導で現物株への裁定買いが入り228円高と4日ぶりに反発した。が、中身は薄く、値上がり銘柄数723に対し値下がりが846と多く、出来高はわずか17.2億株に落ち込んだ。売買代金は2兆円を維持したが、東証1部市場は模様眺め気分を強めている。結果、投資資金が流入し元気印となったのが新興市場や2部市場。■これまで鳴かず飛ばずだったマザーズ市場が完全に息を吹き返した。1部市場でソフトバンクが新値を更新しヤフー(4689)が急反発したことで、携帯電話関連株をはじめとするブロードバンド関連株が久々に好人気となり、マザーズ指数は99ポイント高の2371と急上昇した。完全復活宣言である(本欄愛読者に申し訳ないのは、大証ヘラクレス市場にはUSEN、ダビンチなど面白銘柄がごろごろしているのに、ここまで全くふれていないこと。最大の理由は現在も、リアルタイムに株価情報が取り出せないことだ。ただ、年明け以降に予定されているヘラクルス市場との接続を待って、本欄でも積極的に取り扱う予定)。マザーズ指数寄与率の大きなライブドア(4753・マザ)が切り返し14日の年初来高値785円に顔合わせして引け、さらに上値を狙う構えとなっている。◎こうなれば、時価総額が大きいゆえに蚊帳の外にあったJCOM(4817・ジャス)の出番であり、◎8月の株式分割落ち後ほとんどいいところが無かったインデックス(4835.マザ)も17万円台乗せさえすれば買い人気が復活しよう。◎そして、13日に瞬間30万円を割り込み200日移動平均線に急接近したJストリーム(4308・マザ)もリバウンドを狙う相場が期待できる。◎また、携帯電話のシステム関連で先行するコネクト・テクノロジー(3736・マザ)は上値を切り上げており、さらなる高みを目指す動きに入る。何よりも相場が若いということが良い。11月28日に75日移動平均線が200日線を上抜き、12月8日には上場来初めて200日線が上向きに転じたことの意味は大きい!◎16日に1244円の年初来高値を付け、きょうは一服したイノテック(9880・ジャス)は、1000円台前半までの突っ込みがあれば、絶好の押し目とみて強気で拾いたい。また、きょうも人気が分かれているバイオ・ベンチャー株だが、きょう一時3万5000円安の42万7000円まで叩かれ年初来を更新した そーせい(4565・マザ)は、開発ピッチが減速する可能性があるが、野村証券はきょう付けで引き続き投資判断「2」(やや強気)を継続している。■あと、新興プラン(6379・2)が急騰し663円の年初来高値をつけた。強気の攻めを継続。◎セイサ(6372・大2)も先週年初来高値を更新し、きょうも小幅続伸。追撃買いのチャンス!◎インド関連株ではじわりと高値を更新しつつある国産電機(6992・2)も強気を継続しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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