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2012/08/31

◆日経平均が8839円と大幅続落して8月相場は終った。前週末比では230円安であり、7月末比では144円プラスだったものの、「上ひげは長いが小幅な月足陽線」にとどまった。30日のNY市場では、バーナンキFRB議長講演を控えているうえ、低調な経済指標発表が相次いだことからダウは100ドル超の大幅反落で終了した。欧州では、債務懸念が広がったといって、南欧を中心に欧州株は3日続落。ユーロが対ドルで下げたことから、円は対ドル、ユーロで上昇。朝方発表された鉱工業生産指数も下振れたとあって、素材・資源エネルギー関連、輸出関連、金融関連セクターがそろって大きく下落。TOPIX業種別株価指数は今週3度目の30業種以上下落・・と厳しい。結局、8月の戻り相場は26週移動平均線に上値を抑えられた格好で終了した。

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◆そんななか、当欄で日ごろセクター別チェックを続けるなかで値上がり銘柄が多かったセクターは、内需関連だったが、それでも値下がり銘柄数の方が若干多かった。三菱食品 (7451)は先に「日本の問屋は永遠なり」を執筆し共著という形で出版、日経流通新聞が今月初めに紹介してくれたのだが、問屋だけでなく流通、商社などの評判もいいという。10月末には日本アナリスト協会で同著のセミナーが予定されている。筆者である有賀は1980年代前半、バブル期以前から友人であり、バブル期には日本のマリーナやリゾート予定地をグループで訪ね歩いたりしたが、当欄の記事では何度も世話になっている。残念ながら、この日、彼がこの本などで紹介してきたうちの1社、日本トップの卸売・三菱食品はきょう、101円高の1902円と大幅高してしまった。それは、30日付けで三菱UFJ証券が新規に投資判断「OP」(強気)、目標株価2200円で紹介し、野村証券で「中立」から「買い」に、目標株価を2100円から2300円にそれぞれ引上げたことが手掛かり材料となったものだ。

◆かつて、「流通革命」で問屋はなくなるといわれたが、なくならなかった。「日本の問屋は永遠なり」は、日本のコンビニ躍進を支えているのは卸売業が持つ機能だという。特に秀でているロジスティクス技術であり、そのロジスティクス技術に裏打ちされた高度なマーチャンダイジングの提供に秘密?があると指摘したのだ。セブン&アイ(3382)の「セブンイレブン」など日本のコンビニを支えているのは、問屋がもつ機能であり、なぜ、日本では大手小売業による寡占化が進まないのか、なぜ、世界的に成功している大手外資系小売業が日本では不成功に終るのかも日本の卸売業が持つ機能によって明らかになるという。

◆ニチイ学館(9792)が底練りを終え、上値を試す動きに変わる?ここからウォッチングを開始しよう。●マクドナルド(2702)も8月安値2155円などで200日線を瞬間割り込むがプラスかい離を維持し、52週線は割り込むことがなかった。引き続きウォッチングしていく。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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