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2011/11/07

◆週明けの日経平均は前週末比34円安の8767円と小反落。G20首脳会議ではIMFによるユーロ圏支援のための国際通貨基金(IMF)拡充策で合意に至らなかった。そして、イタリアでは政局混乱から国債の利回りが急上昇。欧州債務危機はギリシャからEU第3の経済規模のイタリアで第2幕が始まるのではないとの見方から、欧州懸念が高まり、ユーロが反落。EU中核国のドイツ、フランス株は前週末に2%を超えて下落した。米国株も直近で大幅連騰していたうえ、10月の雇用統計が市場予想に届かなかったとして、利益確定売りに3日ぶり反落した。もっとも、米失業率は低下しており、下げは限定的だった。しかし、台湾を除く東アジア株の反落もあって東京市場は輸出関連を中心に利益確定売りが優勢となった。そして、出来高は2日連続で減少し14.5億株にとどまり、売買代金は10月26日以来7日ぶりに1兆円台を割り込んだ。

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◆9月決算発表のピークは前週31日だったが、戦後最高値の円、東日本大震災によるコスト増などを背景に大きく落ち込んだ。日経平均225採用銘柄の今期予想PERから計算した予想1株利益は、前3月決算の発表がヤマを超えた5月下旬以降、概ね650円以上で推移してきた。が、厳しい決算となった9月期の発表がピークを超えた11月1日終値では前日の669.3円(予想PER13.4倍)から、株価続急落したにもかかわらず、一気に623.5円(予想PER14.2倍)へと急降下した。かつて、PER20倍台以下は「買い」だといわれた時代がながく続いた。80年代後半のバブル期には「日出る国のPERは、日沈む国の低PERと違う。高PERでもおかしくない」などといいつつ超高PERに買い上がり、最後には、新たな物差しを引っ張り出して高株価を正当化したものだ。が、今では、PER12〜14倍台でも国内投資家の動きは鈍いまま・・。海外投資家は8月以降、3市場1・2部市場の売買シェアが70%に迫る高水準が続いているが、8〜9月合計で1.81兆円の売り越しだ。この間に日経平均は9800円台から8700円水準に下落。10月初めまで下げが続いた。10月第3週までで71億円の小幅買い越しで、300円弱反発していたが・・。

◆さて、東レ(3402)は引き続き200日線の上値ネックラインと格闘中だ。週足ベースでも上値関門の26週線をクリアして、三角保ち合いから上抜け出すタイミングをはかっているところ。4−9月期の炭素繊維複合材料売上高は前年同期比14%増の363億円。主力の繊維、プラスチック・ケミカルも2ケタ増となり、営業利益を押し上げた。これまで言ってきたことの繰り返しになるが、日足、週足の上値ネックをクリアしたところから、打診買いを入れてみるべきか。■直近しばしば登場のコメ兵(2780)だが、上値を試しつつきょうは一時444円まで浮上。2月4日に付けた08年11月以来の高値461円突破が見えつつある。金高を追い風に、今3月期は10%増収、30%経常増益見通しで、1株利益60円、配当は前期に続き2円増配し16円。予想PER7倍台は金高に恵まれた一過性の業績との見方だろうが、引き続き、薄商いのここから「買い」場を探そう。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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