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2010/10/20

◆19日、中国は貸出金利・預金金利を0.25%引き上げると発表した。そして、欧米株式市場では、中国の商品需要後退を懸念した売りが広がり、NY金、原油、穀物先物など商品市場でも売りが膨らんだ。米国株式市場では、銀行に対する住宅ローン証券の買い戻し請求懸念も重なり、利益確定売りが広がった。そして、NYダウは165ドルの急反落。20日のアジア市場では、日経平均は前日比158円安の9381円と急反落したが、後場は9300円台後半で上下幅わずか30円強の小幅もみ合いに終始した。一方、中国、台湾、韓国株式市場では後場上げに転じて終った。この浮揚力の違いには現在における国の浮揚力の落差が現われている!?

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◆中国などの引けにかけての上昇転換は、19日の中国利上げ発表は米国の元切り上げ圧力対策だったことが背景?20日午前、中国人民銀行は、人民元の基準値を前日比0.3%安とした。「通貨を低く誘導することで、金融緩和に似た効果を得られる」との解説があった。19日に欧米で株式、商品市況が大きく下げたのは、「これまで低金利に放置されているドルを借り、株式や商品先物を買いこんできた投資家が反対売買した結果、下ブレが大きくなった」ようだとの指摘もあった。20日、東京株式市場では素材・資源株が下げを先導し、輸出関連が売られた。そして、当欄15日号で「押し目に食指」とし、ウォッチングを開始した商社株は大きく下げた。引き続き、各国は資源の囲い込みを続けている。商社株が月足ベースの長期足できっちり下値支持線を上回っている間は、丸紅(8002)など自分の得意銘柄の押し目を狙って買いタイミングを計りたい。

◆共産党独裁の「わからん国」だけでなく、米国で広がってきたバブリーな動きも懸念される。前号でも指摘したように、景気対策として金融緩和を続けざるを得ない状況が続いてきた。そして、金融余剰を背景とした「いいとこ取り」でそれぞれの相場に強気を継続し続けてきた中に、バブリーで危険な部分が膨らみ続けてきた。そんな状況下では、自力走行ができなく、米国株式市場や為替動向次第となっている東京市場はきわめて危険すぎる。

◆さて、中国のレアアース囲い込みは、日本への供給制限を皮切りにあっという間に広がる?ただ、かつて原油は、原油価格上昇により従来開発が困難だったアラスカ油田や海底油田開発が可能となった。同じことが、レアアースでもいえるか?レアース価格が上昇すれば、代替え材料開発にも着手が可能となる。9月29日号でも紹介した愛知鋼(5482)、大同特鋼(5471)のうち、大同特鋼は前週に400円と26週線を割り込み、今週も26週線とのマイナスかい離幅を拡大しているが、まだ、リカバリーが可能な範囲にあり、引き続きウォッチングしたい。一方、愛知鋼は昨年来高値圏の440円台を突破しきれずにいるが、これを突破した後に、「押し目買い」で臨みたい。6月安値335円を基点とした上昇第2波入りが鮮明化するからだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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