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2009/01/08

◆日経平均株価は8日ぶりに急反落した。米国株安、円安一服を背景に、次第安の展開から362円82銭安の8876円42銭、安値引けとなった。7日の米国で、雇用統計が悪化、米半導体最大手インテルの暫定売上高が計画を下回ったことやアルミ大手アルコアの業績悪化などを引き金にNYダウが9000ドルを再び割り込んだ。

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◆日経平均は、前日までの7日間で722円上昇し過熱感があったが、1日で上げ幅の半分を失った。7日の日本株ADR(米預託証券)がそろって大きく下げていたうえ、インテルの業績懸念から半導体関連株は、東京エレク(8035)がストップ安に売られ、なおストップ安気配で売り物を残したほか、そろって大幅反落した。

◆TOPIX業種別株価指数で、値上がりは、電気・ガス、小売、水産・農業のディフェンシブストック3業種のみ。値下がり率トップは鉱業。NY原油先物が7日に急反落したことから、年末年始相場で株価水準が大きく切り上がっていた国際石開帝石(1605)が大きく下落し、前日急騰した商社株も急反落。米アルミ大手アルコアの業績悪化から非鉄金属株も大きく下げ、値下がり率3位に。2位は海運株・・と資源・エネルギー関連もしくは国際商品市況関連株が下げ幅を拡大した。●東京エレクの場合、昨年11月21日に付けた1993年11月以来15年ぶり安値2305円を大底に、反転。前日高値3920円まで70%上昇しており、利益確定売りが出ても不思議はなかった。

◆世界各国の景気対策と円安への反転により更なる業績悪化懸念は後退するとの観測で買われてきた輸出関連株だが、まもなく始まる、08年10−12月期決算の動向で下振れリスクをどう織り込むのか、それとも、売り直されるのか、銘柄ごとに明暗を分かれる可能性が強い。輸出関連株は、前日まで大きく値を戻してきただけに、この日は逆噴射状態となったが、業績の前提を精査したい。

◆たとえば、太陽電池関連株で当欄が注目しているのは、製造装置を手掛けるエヌピーシー (6255)。7日発表の08年9−11月期連結営業利益が前年同期比22倍増と大幅増益になったことから見直し買いが広がった。ただ、景気後退でメーカーの設備投資意欲が落ち、前期末に比べ受注残高が25億円減の89億円となったという。株価水準が切り上がっているだけに、今年のテーマとして好人気を得てきた太陽電池関連の精査は不可欠である。テクニカル面に留意しなから、再チェックしたい。

◆農相の減反発言を契機に6日に一時ストップ高に買われた日農薬(4997)がこの日急人気化。昨年9月以来の高値を付けた。日本の食料自給率アップが問われるなか、農業見直しは不可欠。遺伝子組み換え大手の米モンサントが7日発表した業績好調を背景に見直し買いが入った。米モ社好調はブラジルで除草剤が好調だったことが背景。日農薬はブラジルを含む米州での連結売上高が全体の10%程度を占め、連想買いが入った。昨年6月に14年ぶり高値1219円を付けた後、10月に380円まで下げての出直り相場。次の目標は793円の52週線、813円にある200日線となる。農業見直しの動きがゆっくり進むなか、あわてず、「その時」を待ちたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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