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2012/05/23

◆日経平均は173円安の8556円と3日ぶりに大幅反落した。東証1部市場の時価総額は昨年11月16日以来ほぼ半年ぶりに250兆円台割れとなった。前号では「1部市場出来高トップ30銘柄の星取り表は30勝0敗!と全勝で終了した。これは、2011年11月18日以来のことだ。当時はその6日後に、0勝30敗と全敗してしまったが、今回はそんなことにならないでほしいもの。」と記したが、結果は2勝27敗1分と散々。TOPIX業種別株価指数は全33業種が下落した(前日は29勝4敗)、18日の全33業種下落に続く全業種の下落だ・・!個別銘柄が云々といった相場の態をなしておらず、前日とは逆に、指数先物利用の売り仕掛けがあったとの声も聞かれたが、事実は不詳。

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◆前日からきょうにかけてあったことは、(1)23日のEU臨時非公式首脳会議を控え、22日にギリシャ前首相がユーロ離脱リスクに言及したと伝わったことが警戒され、(2)大手格付け機関フィッチが日本国債を格下げ(最上位から4番目の「AA−」から「A+」に1段階、02年11月以来約9年半ぶりに引き下げ)したこと、そして、(3)この日、日銀会合後の「金融政策の現状維持」との発表を受け、海外投機筋がドルを売って円を買い戻したといわれ、株式市場では、先物主導で売り裁定が広がったとの声も。(4)そして、ギリシャ波乱はイタリア、スペイン、ポルトガルなどへの飛び火リスクが大ということ・・など。

◆問題は、個別銘柄で戦うには現状はリスキーだということ。日経平均は3月27日に年初来高値1万255円を付けた後、4月中〜下旬に9500円台でもみ合った。その後、決算発表が本格化した5月入りとともに急ピッチの下げが続き、日経平均は長期相場を示唆する200日線、52週線を割り込み、きょうも移動平均線へのマイナスかい離が拡大した。売買代金の3分の2前後を海外勢が占める状況だけに、国内事情だけでなく、欧米景気や市場環境が東京市場を動かすことになるが、それも含め併せて、悲観のなかで、次に期待をつなげる個別銘柄をもう一度調べ直すことにしよう。もっとも、従来チェックしてきた銘柄を中心に見直すことになるが、中・長期チャートが悪化した銘柄や、株価が想定以上に上昇した銘柄は除外、もしくはウォッチングとする。

◆当欄年間注目株のベルク(9974)は昨年末が1163円。1月高値1271円、4月の年初来高値が1275円とWトップの格好で、失速、今月18日に1082円の年初来安値。前週から200日線、52週線割れ。今13年3月期連結経常利益予想が期待を大きく下回る前期比10%減の58億円と慎重な予想だったことも売りを誘った。月次既存店売上高の発表が無いことも四半期業績動向を読めなくさせる。が、慎重予想と見ており、52週線からのマイナスかい離幅が大きくならない場合はウォッチングを続けよう。現状では1200円から上値が頑強に見えてしまうのだが・・。●マクドナルド(2702)は2000〜2100円台が下値岩盤と見るが、全体相場次第では勿論、厳しい展開が予想される。しかし、業容変革中であり、収益面は堅調な拡大が期待できる。引き続き2400〜2500円突破相場に期待しつつ、「全般悪化時に買える」銘柄に指定している。●ウェザニュズ(4825)は昨年4月高値2126円をトップに10月安値1319円をボトムとした「中期三角保ち合い相場」の中にある。今3月期予想は6%弱の増収経常増益見通しと慎重発進だが、上ぶれるかウォッチングを継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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