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2014/09/03

◆日経平均株価は前日比59円75銭高の1万5728円35銭と3日続伸し、前日よりも1歩前進し1月22日以来の高値水準で引けた。2日の米国市場は、ウクライナ情勢が引き続き予断を許さない状況下にあるなか、経済指標は良好で景気拡大期待があるものの長期金利が上昇。NYダウは反落したがナスダック総合指数は続伸と分かれた。東京市場では、日米金利差の拡大を受け円が1月10日以来となる105円台に下げたことから輸出関連株を先頭に、金融、海運などが値上がり業種上位となり買いが広がった。TOPIXは4.52高の1301.52と3日続伸し1月8日以来ほぼ8ヵ月ぶりに1300台を回復した。出来高も前日を4494万株上回る24億8727万株となり、売買代金は934億円増の2兆678億円と活況水準とされる2兆円台をほぼ1ヵ月に回復した。アジア市場で、インドSENSEX指数が9連騰して7日連続最高更新、香港ハンセン指数も最高値を更新し、中国上海総合指数は年初来高値を更新するなど活況展開が続いていることも後押ししたもよう。

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◆当欄銘柄では前週末、昨年末から2月にかけ連日のように記していた●神戸物産(3038)が大幅高となっていたことに気付かされた。8連騰で3900円と新規上場から3ヵ月後の06年8月以来の高値を付けていたことを。当欄では8月20日号で登場も、株価をチェックしたもののザラ記事があっただけ・・のチョンボ!気が付いたのは前週末だが、既に、3400円台まで上昇したとあって、「調整待ち」と当欄での記事掲載を見送った・・。ただ、前週末には別件の担当記事で、「神戸物産が上げ幅を拡大し5月に付けた年初来高値であり06年8月以来の高値となる3455円に急接近。25日に発表した7月度個別ベースの既存店売上高(「業務スーパー」店舗向け出荷実績速報値)が前年同月比8.6%増と大幅な伸びとなったことが引き続き買い材料視されているようだ。消費増税直後の4月度は2.3%増と3月に18.9%増と大幅伸張した反動があったものの増益を維持。そして、5月、6月度は7%台と伸ばしていた。また、月次売上高は今期に入り前年同月実績を大きく上回るベースで推移しており、累計月次営業利益は4月度から前年を上回っている」と紹介した。とはいえ、大幅5連騰後とあって当欄掲載は調整を待ちたい。同社は業務用食品スーパーを全国展開する食品卸大手。だが、証券市場では無名?同社のPERはやっと11倍台に乗せたに過ぎない。なお、●当欄主戦銘柄のプリマハム(2281)だが、今回は昨年5月の二の舞にはならないと見ている。ただ、300円とび台で伸び悩んだ後だけに、下値探りが終了したことを確認した後で動きたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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