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2008/01/18

◆日経平均株価は08年相場にはいって第3週目も週足陰線となり、3週連続陰線で終った。これで、1月の月足が陰線となれば、08年相場は相当厳しい結果で終ると考えるのが、筆者のこれまでの経験則。さて、今年はどうか?07年の世界52カ国の株式市場の代表的指数の騰落率ランキングが米S&P社から発表されているが、日経平均は値下がり率6.55%で、前年大相場の反動安となったアイルランドのトップに続く第2位となった(つまり実質トップということ!)。そして、今年も大発会から大コケ。今週に至っては、4営業日連続で昨年来安値を更新。この日は、一時1万3265円まで下落し、05年10月第4週以来2年3カ月ぶり安値水準となった。

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◆ただし、米国株が大幅安となるなか、日経平均はきのうきょうと2日連続で引けにかけ切り返し上げに転じている。売買代金は5日連続で相場が活況であることを示唆する3兆円を上回った。市場では「米国の景気対策への期待感と値ごろ感の買いが優勢になった」と指摘する。が、当欄では、生半可な政策では解決に至らないと考える。つまり、短期的にはリバウンドがあるが、やがて上値の壁にはじき返されるとみている。

◆米サブプライム問題は、金融機関の損失を政府系ファンドや他国の金融機関などの資金で埋めても最終解決にはならない。直近発表される金融機関などの評価損計上は、投資家への販売用として保有してきた債務担保証券や住宅ローン担保証券の「価格下落分」を埋めるためのものであり、高リスクのファンドや企業向け融資などの損失が膨らんだもの。つまり、それらの市場価格がさらに下落すれば、損失額はさらに増え、再度穴埋めせざるを得なくなるのだ。結局、前号で指摘したように、「米サブプライム問題の最大の解決法は、日本がバブル後に公的資金を投入したように、米政府が(後手に回らないうちに)公的資金を投入すること」だ。が、それまでには時間がありそうだ。まずは利下げ継続か?

◆週明けは、引き続き、米国景気動向に右往左往させられる場面があっても、底堅さを確認する展開か。<日経平均は今週、「安値圏で、下ヒゲの長い週足陰線」を引き、昨年7月からの短期「三段下げ」が完了した>と見ている。では、物色対象は?まず、昨年相場の蚊帳の外にあったセクター、海外で稼ぐ建設各社をピックアップしている。清水建(1803)は2週連続陽線で一番素直な反騰相場に向かう格好となっている。■法改正では、先に紹介の火災報知器の消防法改正特需が続く能美防災(6744)が、4週連続で52週移動平均線を上回る好チャートとなり、先週から連続週足陽線で昨年来高値を更新し先行する同業のホーチキ(6745)を追う格好となっている。●今週に入り、筆者は目や鼻が花粉の飛散をキャッチしている。東京都では、今年は過去5年間で2番目の花粉飛散と発表している。なかで、目薬では参天薬(4536・大)。マスク用不織布では鳥インフルエンザで思惑人気となっているダイワボウ(3107)の切り返しに期待。

◆リバウンド狙いなら、昨夏の70万円目前から16日に21万円まで下げてようやく下げ止まった原子力用バルブを手掛ける昨春以降の本欄注目株だったトウアバルブ(6466・東2)。まずは、30万円台後半から40万円台乗せまでを目標とした中勢反発を期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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