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2010/07/09

◆7月第1週末の東京株式市場で、日経平均株価は前日比49円高の9585円と続伸、TOPIXもわずかに上げ続伸した。8日は、欧州中央銀行総裁が景気の回復は勢いが増しているとの見方を示したうえ国際通貨基金(IMF)は世界景気の見通しを引き上げた。これを受けユーロがドル、円に対し上昇し、欧州株が3日続伸した。また、前週の米新規失業保険申請件数が減少したことを受け、米国株も3日続伸した。加えて、この日、中国では景気指数の改善を背景に株価が急反発したうえ、韓国が利上げしたことを受け円高・ウォン安が是正される・・等々、追い風が随分と吹いた。その割に、日経平均の上げ幅は小幅にとどまった。6日に9091円の年初来安値に転げ落ちた日経平均が今朝寄付き9600円台で始まったとあって、利益確定売りが上値を抑える格好となった。機械、電気機器など輸出関連、景気敏感セクターが上げ、中国景気への期待感を背景に海運、卸売も値上がり率上位となった。8日のバルチック海運指数は1940ポイントと30日連続安で2000ポイントを割り込んだ。2000割れは2009年5月5日以来のこと。もっとも、「世界景気の先行指標」のひとつとして注目されるが、実際は、同指数の動きが外航海運会社の業績に与える影響は限定されるようだ。ただ、両者が同じ弱気、強気の方向にふれた場合、簡単に説明できるから便利的に同海運指数を使っているようだ。

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◆市場筋推計の「外資系証券朝寄り付き前の成行き注文状況」によれば、今週5−9日の合計で、買い株数6910万株に対し売り株数5910万株となり、差し引き、1000万株の3週間ぶり買い越しに転じた。日経平均が4月5日高値1万1400円から今週6日安値9091円まで20%下げたことで、海外勢は買い戻しを先行させたか?新たにロング(買い)を入れたか?現在、下値ポイントとして注目される昨年11月安値時に、海外勢が大量買いを連続で入れてきたことから、その後、今年1月、4月の高値に向け活況裏に上昇していった経緯がある。その意味で、企業決算の発表が本格化する週明け以降の米国市場の動き並びに海外勢がどう動くかは一段と注目せざるを得ない。

◆日本ケミコン(6997)は2日に369円の直近安値を付け26週移動平均線に急接近した後の戻りが急だ。ゴールドマンサックス証券は8日付けで「コンデンサは年内は強い勢いを維持」と指摘、コンデンサ関連銘柄の投資判断を「買い」とした。なかで、チャートから推奨できるのは同社株となる。09年2月につけたほぼ34年ぶり安値152円を大底とし、52週線割れ場面を買い場とした上昇基調にあるのだ。前週には466円の年初来高値を付け、09年10月の昨年高値474円にあと8円と迫った。昨年高値更新から一段上を狙った美しい中勢上昇相場が期待出来る格好となってきた!

◆先に紹介した医学生物(4557)は26週線など週足4線を割り込んだまま300円台前半でのもみあいが続いている。あとは、いつ、上値を試す動きが始まるかだ。ウォッチングを続け、出来高増加の日を待ちたい。●半導体製造装置のスクリン(7735)は前週から今週にかけ52週線タッチの場面があったが、これを割り込むことなく、今週は陽線を付け、26週線を上抜いてきた!13週線、6月22日の戻り高値511円が次のポイントとなるが、基調が変わらない限りじっくり取り組んでこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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