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2010/01/19

◆日経平均は前日比90円安の1万764円と続落した。18日の米国市場は「キング牧師の日」で、祝日休場。欧州市場は総じて反発したが、19日のアジア・太平洋株式相場は中国、香港が堅調だったが、台湾、韓国、シンガポール、豪州市場などは軟調に推移するなど手掛かり材料に乏しかった。東京外為市場で円が1ドル=90円台前半へと円高に進んだことから、正月相場をリードしてきた電気機器、輸送用機器、機械株など輸出関連株が下げ、金融株も利益確定売りに続落した。日経平均は朝の寄り付きがこの日の高値となり、前場は1万8000円台前半でもみ合ったものの、後場は大引けにかけ下げ幅を拡げる展開で、ほぼこの日の安値圏で終った。昨年11月27日に底入れした主力銘柄と日経平均は今月15日まで駆け上り昨年来高値を付けてきたのだから、足下調整があっても不思議はない。もっとも、市場筋推計の「外資系証券朝寄り付き前成行き注文状況」は、16日連続で買い越しとなっている。

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◆この日、出遅れ感が著しかった日立(6501)が野村証券の投資判断、目標株価引き上げもあって、ほぼ2カ月ぶりに300円台を回復した。これまで先導してきた電気機器銘柄が調整局面にあることを象徴したものだともいえる。主力株はここで、日柄調整もしくは値幅調整を入れるのは当然であろう。むしろ、先行き相場には好結果を生むはずだ。  日立は、11日ぶりに1億株を超える商いで、200日移動平均線を回復し、2週連続で26週線、52週線をプラスかい離している。電気機器株の多くは2008年10月から09年3月にかけて中勢相場の最安値を付けている。しかし、同社株が1987年11月以来の安値227円で底打ちしたのは09年12月と最も遅いケースに入る。その主因は、11月に公募増資など最大で11億5000万株、発行株式の約34%にあたる新株発行をすると発表したため希薄化が嫌気されたもの。日経平均と逆方向に走れるか?ならば、出遅れ買いが続くと予想されるが。そうでなければ、最終ランナーがついに登場したことで、相場は調整色をさらに強めることになるが、どうか?

◆LED(発光ダイオード)関連として豊田合成(7282)に注目しているが、この日の日経新聞朝刊が「高島屋全店がLED照明に切り替わる。今後3年かけてハロゲン推計15万個をLEDに置き換える」と報じたものの、高値圏で日柄調整中の豊田合株は反応なし。小幅続落で終った。まだ、出番ではないということか。が、様子見は継続したい。LED照明時代のとば口にいるのだから、LED素子で優位の同社株を少し引いた位置から眺めウォッチングするのは無益ではなかろう。

◆一方、主力株が動きにくいならば、小型株の出番があってもよいとなる?当欄注目の介護付き有料老人ホーム運営を手掛けるメッセージ(2400)が変わらずを挟みを4日続伸。5日の戻り高値とその先に見える昨年12月の昨年来高値19万7500円をうかがう構えとなっている。08年10月に付けた上場来安値5万9000円を大底とした26週移動平均線沿いの上昇基調が続いており、民主党政権下で注目される介護関連株の主役として、引き続き、26週線に接近する調整場面での押し目買いか、12月から続いている19万円台のもみ合い圏を抜け出したところからの追撃買いを想定して注視したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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