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2005/02/21

◆平均株価はきょう75日移動平均線が200日線を上抜く中長期線のゴールデンクロス(GC)を示現した。昨年10月13日にデッドクロス(GCとは逆に200日線が75日線を上抜く)を示現して以来約4カ月ぶりに「相場は先行き強気を示唆した」。ちなみにその前にGCしたのは2003年7月22日のこと。その日、平均株価は9485円。翌04年4月26日の1万2195円(ザラ場高値)まで28.6%上昇した。きょうの終値に当てはめれば1万4983円となる。今年の大方の平均株価上値予想が1万3000円台だから、強気の上限に近い水準だ。また、きょうから9カ月目は11月下旬だ。足元、景気、為替、原油価格、企業業績・・など不透明感が多く、平均株価は着実に上昇はするが上昇ピッチが上がらない。しかし、本欄は強気を継続している。その理由は単純だ。チャートブックをめくると気がつくように、26週移動平均線や52週線に沿った右肩上がりの銘柄が多いからだ。「上値ネックラインを前にして上値は重いが、下値は着実に上昇している。移動平均線が下から突き上げる日が近い」チャートは多い。そんなチャートの銘柄に出会ったら、まず打診買い。上値ネックラインを突破したら追撃買い。下に1割下げかつ移動平均線をわずか割り込んでも頑強な展開が続いておれば押し目買いを入れよう。

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◆商社株もその範疇に入る銘柄が多い。三井物産(8031)はあと1円で昨年4月の高値に顔合わせとなるのだが及ばない。通常だと、力失い見切売りに見舞われるのだが、そうならないのが現在の相場の強さである。◎既に上昇ピッチ加速中の東京産業(8070)、上放れ前夜の西華産業(8061)とともに攻めたい。■高岳製(6621)は200円処の上値関門を前に小動きだが、パソコンの個人情報漏洩対策として同社などが先行する余分な機能を省力したシンクライアントシステムが話題に上り始めた。中期強気したい。◎先週、上場来の中段もみあい圏を一気に突破。きょうは8日ぶり急反動安となったDRAMで国内唯一のエルピーダ(6665)は4300円前後から打診買いを始めよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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